アメリカのオリンピック事情
長年アメリカにいるのでわかってはいますが、相変わらずアメリカという国はオリンピックが盛り上がりません。
日本のように国を挙げてのオリンピック声援の国から来るとこの温度差に戸惑います。しかもアメリカは今のところメダル総数では3位とまずまずなのに。
普通の一般人ではオリンピックが開催されていることすら知らない人もいます。もう慣れたので今更驚きませんが、今回のミラノコルティナは特に盛り上がりがいつも以上に欠けている気がします。
理由はたくさんあるのですが、一番はスーパースターがいないことです。
前回までは、ずっとスノーボードはアメリカ優位。Shawn Whiteを筆頭にスターがいました。それがかろうじて、全国ニュースレベルかなという感じがあったかも。
そのShawnは、引退。ミラノに入って、開会式の解説というか司会席にいましたが、流石にもうスターパワーはありません。アメリカという国は勝ってなんぼ。金メダルが取れない引退した選手には残念ながら視聴率を引っ張る力はないのかもしれません。
スノボ、女子にはCholoe Kimがいます。注目はありますが、現役時代のShawnのようなスター性はなかなか。
他には、スキーのMikaela Shiffrin。金確実な選手と言われていますが、彼女もすでに3大会出場。スターであることには変わりありませんが、スキー自体がそれほど注目を浴びる種目でもなく。
フィギアは男子のイリアが金メダル候補で注目があったのと、女子も人気のスポーツではあるので、フィギアはまあまあ全国レベルではあるのかもしれませんが、アメリカ人にとって、フィギアはスポーツ?という感じなのかもしれません。
私の関わっているスピードスケートに至っては、メダルをとっても全く注目されません。すでに金二つでおそらくあと二つのメダルが可能なジョーダン。息子とずっと一緒に滑ってきていて、スケート界の中では盛り上がっていますが、全国レベルで彼が注目かというと全くです。
やっぱり冬のスポーツには、一般の人には馴染みがなさすぎるのかな。
日本では大注目のスキージャンプに至っては、プライムタイムの中継に入ったことすらないです。
アメリカはNBC一局独占。プライムタイムにハイライトを3時間放送しますが、そこに入らない種目はまず一般人の目には触れません。
オタクな私のような人間はNBCのアプリで全種目を見ますが、そんな人はほんの一部でしょう。
その代わりなのか、Snoop Dogを起用して、アメリカの名誉コーチと名付け、各スポーツ会場に行かせています。が、ラップ好きな層の人がSnoopがいるからオリンピックを見るかといえば、それも違うと思います。
というわけで、なんだかなあなアメリカですが、これが冬のスポーツの現実であり、マイナーなスポーツに関わってしまっている私たちのわかっているけど、どうにかならないのかという感情です。
それでもスケートやっぱり好きなので、あと数日しっかり応援します。
今日もあったかい一日で春のようです。
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