お葬式続きです

 残念なことに、また一人知人が亡くなりました。年齢は59歳。突然の死でした。家族も死因は公表していないので、ここでも伏せます。

この知り合いは、前の結婚していた旦那がアメリカに来た当時から懇親にしてくれていた、今は亡くなった、他人なんだけど、親切なおじさん一家の一番上のおねえさん。故人の弟君が元旦那と同級生という繋がりでした。子供の難民で英語も出来ず、親のサポートが全くなかった元旦那の親代わりをしてくれていた一家です。

私も結婚していた当時は、この一家と家族同然か、それ以上に色々良くして頂きました。アメリカの義理家族の感じです。

それも、こんな事情で離婚ですから、この一家は、元旦那繋がり。どうしてもそれ以上一切関わることができませんでした。そんな一家のお姉さんであるため、当時、妊娠も同時期だったりとかなり親しくしていました。お葬式には当然行きたかったのですが、悩みました。

この一家は、元旦那がいなければ知り合っていません。行けば、必ず元旦那はいるはず。そして、離婚依頼全く音沙汰のない私が行っていいのか。

直前まで、吐きそうになるくらい悩みました。

それでも行きました。それは故人にはとてもよくしてもらったからです。

Visitationは、午後4時から9時まで。元旦那はかなりの目立ちたがり屋ですから、おそらくずーっといる可能性が高い。でも遅めに行けば、元旦那がいないことがあるかなと思って、かなり遅めを狙い、でも失礼にならないように7時半頃に行きました。

一家は、相変わらず優しく、私を歓迎してくれました。

当時は、この一家の兄弟姉妹、みんな同じくらいの世代だったので、この亡くなったお姉さんの子供達や、兄弟姉妹たちの子供たちも、うちの息子たちと近い年齢で、お互い行き来していて、お互いのお誕生会や、クリスマス、イースターもいつも一緒にお祝いしました。従姉妹よりも従姉妹っぽい存在。今や全員成人したこの子供達まで、私のことを覚えてくれて、歓迎してくれました。

なんて優しい。

そして離婚後15年、この一家と会えなかったことが自分の非礼が本当に残念で、お姉さんが亡くなってしまったこと以上に涙が出てしまいました。

一家の兄弟姉妹たちとしばらくお話をして、会話から、元旦那がまだ会場にいるんだろうという感じはありましたが、このままスッと帰ろうと思っていたのに、話が長引いてしまい、モタモタしていたら、やっぱり元旦那がいました。

会うのは何年振りだろうか。

もちろん会話する気もありません。私には、もうこのひとと関わることはできない。

さっとみなさんにご挨拶して後にしました。

久しぶりの結婚していた当時のご家族と会えたことで、また当時の記憶が蘇ってしまいました。

やっぱり大変なことばかりだったので、記憶は奥の方に押しやられていて、こうして思い出すとかなり辛いです。

そんな辛かった当時の私を無償でいつも歓迎してくれていた、このご家族の優しさには感謝しかありません。

お葬式に関しては、今年はこれで3回目。

日本でも大学の先輩の偲ぶ会が待っています。

どんどんそういう年齢になるとはいえ、まだみんな早いよとしか思えません。

出来ることは、会いたい人には会える時に会うことしかありません。

今日は、ちょっと落ち込んでいますが、来週から日本なので、楽しみです。


W君は元気です。






コメント

  1. CHさん、こんにちは

    私達の年齢になると、日々命の大切を感じて平和や感謝への思いも深くなっていきますね。

    日本を思いきり楽しんで欲しいです。日本紀行を楽しみにしています(^^)

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