オリンピックスピードスケート

 ミラノコルティナオリンピック。

次男のこともあり、初めは見るのは辛かったのですが、やっぱり根っからの冬季オリンピックオタク。この時期にしか注目をあびてもらえないスキーやらスピードスケート。アメリカではオリンピックの注目度は極端に低いですが、それでも全国放送にこうしたマイナーなスポーツが流れるのは嬉しいことです。

昨日は、息子の知り合いのジョーダン君が金メダル。子供の頃から一緒に滑ってきたし、今も遠征してなければ毎日同じリンク。お母さんとも何年も前から挨拶や立ち話はする仲なので、やっぱりこうした活躍は嬉しいです。

さて、オタクとしては、もう一つ、オランダの有力選手が相手の妨害によりメダルを逃した件について、SNSでの批判が気になったので、誰も読んでいないかもしれませんが、私のオタク的見解です。

何があったのかはこちらから

要約すると、1000mは、400Mのオーバルを2、5周。

最後の一周で、バックでレーンを交代する時にインだった中国選手がアウトから来たオランダの選手に接触。妨害で中国選手は失格。

オランダ選手は、そこまでは一位の記録だったのにこの接触でおそらく0.2から0.3秒のタイムロス。最終的に妨害があっても5位につけました。5位と4位の差は0.17秒。5位と3位の差は0.24秒。一位のジョーダンには当然及びませんが、これがなければ、銀か銅は確実だった。そのためオランダの選手は怒りまくり。今はネットでもオランダのファン初め、大騒ぎ。オランダはスピードスケートは国民的スポーツ。冬季オリンピックでメダルを取るのは国の使命のようなところがあります。

スピードスケートをオリンピックでしか見たことがないと、あの状況は中国選手がわざとやったと思っても仕方ないかもしれません。オランダのファンはその方向でネットで大荒れのようです。日本語のネットを見ても、同様に中国の選手はわざと妨害して、同じ中国の選手に銅を取らせようとした。との意見が多いようです。

私の意見を言うと、わざとあの妨害をするのはまずあり得ません。あの妨害はわざとやろうと思ってできることではないからです。

スケートのこのレベルの選手というのは、レーンチェンジのルールは確実に知っています。

ではなぜあのような妨害が起こったのか。

それはオリンピックという特殊な場所というのが関係していると思います。

あの場面、コーナーに入る前に確実にオランダの選手のスピードの方が速かった。通常、世界レベルだったらコーナーを回りながら、ターンをすでに想定します。

中国の選手はイン。自分が譲らなければいけないのは当然知っています。

でもよく見ると、インであるがゆえ、アウトのオランダの選手がどこまで近いのかは回りながら見えません。

通常のリンクなら、スケートのブレードの音や風でわかる距離感が、あの場はオリンピック。しかもオランダのファンがたくさんいる会場。自国のオランダ選手を応援する声はものすごい音量だったと思われます。繊細なスケートのブレードの音は聞こえなかったのでは。

もうひつの頼みはコーチ。

バックストレッチには必ずコーチがいます。

コーナーを周りながら、コーナーを出る時にコーチの声を通常なら確認します。そこで指示が出るはず。

ですが、これも同じくオリンピックという大会場。全く聞こえなかったと考えられます。

確かに、中国の選手はコーナーに入る前に自分のスピードが相手より遅いのはわかったので、すぐにスローダウンするべきだったかもしれません。

でも距離感が分からなければ、どこでスローダウンするのかのタイミングも取れません。あそこでさっさとアウトに回れば間に合うと考えたと思います。逆にずっとインにいたらさらに妨害になる可能性もあります。

そして、やはりオリンピック。四年に一度の大舞台。四年後のことは誰にもわかりません。この選手はもう2度とオリンピックに出る可能性はないかもしれません。やっぱり譲るという考えよりも、スピードを落とさないという方向に行ってしまったのでは。

オリンピックの審判たちは、レベルも高いので、細かく見られることも知っています。大体W杯でいつもいる審判たちですから、お互い知っているのです。

もしオランダの選手の距離がわかっていたら必ず譲ったと思います。失格を取られるのは本人は十分わかることです。

という私の考えです。

ルールを知っているからこその見解。

そして思い出されるのは四年前のオランダ選手。日本人の母をもつ、カイ・フェルバイ選手。

彼は同じような状況にあって、1000mで、最後のコースチャンジで立ち上がりました。アウトの選手に譲ったのです。結果、自分のレースを諦めました。あの時、カイ君のそういう性格は日本的だなあと思ったのと同時に彼は、勝てる選手ではないかもしれないと思いました。スポーツ選手って、勝つためには何がなんでもじゃないと勝てない時があるのではないでしょうか。

カイ君、最後までオリンピックのメダルは取れず、層の厚いオランダなので、今回のオリンピックには残念ながら選ばれませんでした。いつかあってみたいなあと思いますが、アメリカにはもう選手として来ることはないのかな。

話がずれました。

スピードスケートは、ジョーダン君、あと3つメダルが期待。そして男子パシュートもアメリカは金が狙えるので、楽しみです。

結局、スケート大好きな私でした。

こちらが、悔しい思いをしたオランダの選手の写真です。スケート仲間のお父さんが現地でカメラマンで参加しています。

https://flic.kr/p/2rWeGBX


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