去っていく人たち

 アメリカの比較的新目の会社にいると、人の出入りはかなり激しいです。

それでも、スタートアップだった前職に比べるとここは、設立10年の会社なので、まあまあ転職率は落ち着いていたと思っていました。今の会社は、3年越すと大体半分以上が辞めていく感じ。5年続ける仲間は稀。

それが今年に入って、これまで比較的長く一緒にやってきた仲間4人がたて続きに転職していきました。

4人とも、かなりのシニアレベル。それぞれ内容は違いますが、私の関わっていたプロジェクトを一緒にやっていました。辞めていってしまったことは大打撃です。

優秀な人に限って転職は止められないとはいえ、改めて、アメリカってこうだよなあと思います。

自分もこれまで散々転職したので、何とも人のことは言えませんが、これがアメリカ。今の現状に満足しなかれば、さらに良い環境を求めていくのは普通のこと。

私は今の仕事は出戻りしてから3年経ちました。これまでで3番目に長く続けている仕事になります。ここは、戻って来た時に5年は辞めないで頑張ろうと決めていました。5年というのは、マネージャーに感謝していることと、あとは現実的にストックオプションが5年だと満期になるから。

それがなければ、もしかしたら昨年あたりに転職を本気で考えたかもしれません。それだけ、会社は日々動くものだし、楽しいこともあれば、がっかりすることも。

私の場合は、自分の仕事にそれほど不満はないのですが、周りが時々辛い。自分が頑張っても、周りに足を引っ張られたり。チームの責任が自分に押しかかってきて、時にプレッシャーに押しつぶされそうです。

今回辞めていった同僚のうちの一人は、はっきりそれが理由で、I was tired of babysittingと言っていました。かなり優秀だったので、全て大事な案件が彼に回ってしまっていた感じ。それは私も同罪で、頼りにさせていただいていました。話がすらすらと通じる楽さが彼との仕事ではありました。

他の3人も同様で、頼りにしていただけに、今は次に誰がどう組むのかで連日戸惑っています。

それでも会社は動き続けます。環境に対応して、あとしばらくは辞めるつもりはないです。

自分の仕事があることに感謝して、今できることをやるのみです。

週末は、やっと体調がほぼ100%に戻ったんで、W君と時間を過ごせました。







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