ペットロスと次のステップ
ブラ君が亡くなって2ヶ月が過ぎました。
先日ボランティアしているシェルターのワンちゃんにアプライしてから、次のワンちゃんを迎えることを沢山考えています。だからと言って、ブラ君が亡くなってペットロスを乗り越えたのかというと、全然そんなことはなくて、今でも毎日写真を見ては涙が出てしまいます。
どんな死に方をしてもワンちゃんを失って楽なことはないというのはわかっているのですが、ブラ君の死に方は本当に突然。何の前触れもなく、わずか3歳8ヶ月です。あの日、もっと一緒にいてあげればと後悔してもしても後悔しきれません。
それでも次のワンちゃんを迎えたい。そんな気持ちを今日は考えてみました。
ペットロスについては、初めは溢れてくる感情にどうしていいのかわからず、何も手に付かない状態でした。仕事していても、車運転していてもいつもブラ君のことしか考えられなくて泣いていました。まわりにどんなに慰めの言葉をもらっても、誰も3歳の若さで死んじゃった気持ちなんかわかるわけないと、否定的に思っていました。
それが変わっていったのは、ペットロスGriefing のグループに参加してから。そこで、色んな人から色んな話を聞いて、自分一人じゃないと思えたことは大きかった。どんなにブログやら本やら読んでも、実際に生で話を聞いて、大人が人前で号泣してしまう状態を目の当たりにして、ものすごく響いてきました。一人じゃない。そして、ワンちゃんが、3歳だろうが、10歳だろうが、16歳だろうが、年月ではない。どんなに長く一緒にいたとしても、決してワンちゃんと過ごして十分満足な年月なんてないのです。気持ちの整理は、どんなに長く一緒にいても着くものではありません。
そして、最近読んでというか見て感動したのは、動物好きで知られる坂上忍さん。彼は、YouTubeもしているし、ブログもしていますが、その中で、ペットロスは乗り越えていません。とはっきりおっしゃっていたのです。大人の、しかも私とほぼ年代も近い坂上さんが、はっきりとペットロスは乗り越えないと断言していることに感動しました。
私も、突然亡くなったブラ君のペットロスを乗り越えることができるわけもなく。どうして死んじゃったのか、疑問も無くなりません。それでも、ブラ君がうちに来てくれて、毎日毎日生きる勇気を教えてくれて、そして、このパンデミック中に仕事がうまく行かなくて首になったり、次男と二人暮らしで煮詰まっている時にも笑いをくれたことに感謝しかありません。
あんなに難しい子だったのに、最後はちゃんと自分からクレートに入って、おやつを自分からおねだりできるまでに成長してくれました。
シェルターで出会った時、怖がって、近寄ることもできなかったのに。お客さんが来ても初めは吠えるけど、最後はちゃんと膝の上に抱かれるようにもなってくれた。わずか1年9ヶ月の私との生活ですが、ワンちゃんの楽しさ、可愛さ、そして成長してくれる逞しさを教えてくれました。
今はシェルターでボランティアしているのですが、これも次のワンちゃんを迎える準備と思っています。ブラ君が初めての犬だったので、他のワンちゃんは知りませんでした。食事や、散歩もブラ君のことしか知らなかった。そんな私が、まだ2ヶ月ですが、シェルターで色んなワンちゃんと接して、沢山ワンちゃんから教わっています。今度迎えるワンちゃんは、ブラ君から学んだこと、そして今のシェルター犬たちから学んだことで、もっともっと幸せになってほしいと思います。
本当にこれっていう出会いはあるのか、心配性な私は不安ですが、休暇から戻る12月には、劇的な出会いがありますように、お祈りしています。
シェルターで出会った時のブラ君です。懐かしい。
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