沈む夕日をみながら

アメリカでの状況は皆さんご存知の通り、大変です。日本からも家族、友人から心配の声をかけられますが、その最中にいる自分はあまり大変さは目に見えません。逆に、東京大丈夫なの?と思ってしまいますが、それはさておいて、私はできるだけ、ニュースもさっとしか見ないし、感染者数も、あんまり注意して見てません。もちろん、気にしてはいますし、今大変な状況であることは把握しています。でも、生活は一変しましたが、アメリカ今すごく大変と言う感じでもないのです。なぜかと言うと、家にいれば平和だし、やっぱりこの国は広いから。

感染者数を見るとわかると思いますが、NYが突出していて、今大変と言われつつあるのは、ルイジアナとミシガン州です。私がいる州は、これまた州内で温度差があり、州内でも郡、町、市によって、大きく感染者数、死亡者数は幅があるのです。




それは、詳しく見ていくと、やはりこの国の大きさ、また貧富の差、そして人種が大きく影響してきます。

今日本でも報道されつつあるようですが、死亡率が突出しているのがアフリカ系アメリカ 人の黒人です。でもそれも全員と言うわけではなくて、貧困層が多いのです。死亡者率が高い、シカゴのクック郡、ミシガン、ルイジアナはそういった意味で、黒人の影響が少なからずあると思います。

医療差別があると言うのも確かにそうですが、大きな一因はアメリカの風土と言うか、人種によって住む場所、町が分かれているのが大きい気がします。一般的に、貧困層の多い町は、人口密度が高く、またつく仕事もサービス系が多い。つまり人と接する機会の多い仕事になってしまい、家から仕事ができるような恵まれた環境にはいない。

また、これもCDCによって指摘があったのですが、黒人系の人は、糖尿病や心臓疾患を持っている人の割合が多い。そのため、コロナウィルスで重症化してしまう確率が高いそうです。

さらに、これも大事ですが、コロナが騒がれ始め出した2月や3月の初め、黒人の人たちの中には、真剣に、これは中国とかアジアの感染で、黒人は絶対に感染しないと決め付けている人がいて、それが誠しなやかに信じられていたそうです。そうした中、外出禁止も無視、手洗いも実行せず、普通に仲間とパーティしたり、家族親戚で集まったりしていた。そこから感染が広まって、また上述の通り、重症の人が増えてしまった。

これはしばらく治りそうもなく、残念ながらアメリカの問題として深く残りそうです。

考えると落ち込みまくってしまうので、いつも通り、散歩。綺麗な夕日が沈んでいくところを見ることが出来ました。






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