驚きの平均年齢

今回の面接プロセスで一番心配していたのは、年齢ギャップです。

この会社、IT系なので全員が若い。それはもう面接の前からわかっていました。今はどういう人が働いているのかはLinkedInを検索すればすぐわかります。そして丁寧にも私が面接する前に、面接する5人のプロファイルもLinkedInのリンクで送られてきました。職歴を見ればだいたいの年齢の想像はつく。どうみても、全員私より10歳は若そう。直属の上司になるだろう人と、同僚になる予定の人は二人そろって、恐ろしいことに一回り以上、約15歳は私より若いと見た。

これだけで凹みそうでしたが、面接まで来たということは、むこうは私の履歴書みれば年齢なんか簡単に想像つくはず。それでも面接させて頂いたので、きっと年齢は心配しなくていいのかなあと、言い聞かせ、面接まで行きました。



実際オフィスに言ってみると、想像以上に全員若い。

オフィスはとにかく賑やかで、いきいきしていました。これはいいとして、ざっと見た感じ全員が20代に見えました。中には30代もいるんでしょうが、どうみても20代が多い感じ。

この不安は、面接でも消えず、思い切って、一人の人に聞いてみました。

その人は、本社にいる人で、ビデオでの面接。弁護士で、話の中で、もともとは大手弁護士事務所に10年いて、今の仕事は4年ということはわかりました。だとすると、40歳に届くかなという感じで、この会社では断然年寄りの方になります。私よりは断然若いけど。その彼にきいてみた質問は、

さっきからビデオの後ろを通る人をみても、全員若そうだけど、仕事をする上で、若い人相手に気をつけていること、自分の仕事のスタイルをアジャストすることなどあるか?にしました。

彼は、この質問が気に入ったようで、丁寧に答えてくれました。それは私の中の不安を払拭してくれました。

その彼の口から出たのは、毎日22歳の若者と働いている。だから、彼らの目線で、仕事をしなくてはいけない。自分だけがんばるのではなく、若い彼らにも仕事が面白いと思ってもらえるように導く上司でいるんだ。と言ったのです。

これは、私が目指すリーダーのスタイルでもあり、いい言葉です。下の人間を指示して、ダメ出しするのではなく、仕事が面白いと思ってもらえるように導く。

この人となら働けるかも、と自分がインタビューされていることも忘れてついつい思ってしまいました。

正直にその感想も彼に伝え、実は自分の大企業で働いていた経験をもっても、この若者だらけの環境は不安だということも正直に伝えました。これがよかったのかはわかりませんが、結果は合格したわけで、この会社は、私の年齢もだいたい知った上で雇ってくれたわけです。

不安ですが、若者に囲まれるのも楽しいかも。と思っています。
おそらく、会社の最年長になるのかもしれません。どうなるのかは蓋をあけてみないとわかりませんが、気持ち的にはわくわくです。

この年になって、こういう若い会社に入れたこと。おそらくなかなかできない経験になるだろうということ。本当に楽しみです。




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