アメリカの物価

 コロナのワクチンが進むアメリカでは経済活動も戻りつつあります。会社の出社も軒並みこの夏には始まり、電車も一年ぶりの通常運転が始まっています。それと同時に庶民には残念なことが。それは物価の上昇です。

始めは、家の値段が上がっている(新築の材木価格が高騰)とか、中古車(新車の製造が止まっていたため)とか聞いていましたが、メモリアルデーが終わり夏真っ盛りのアメリカでは、今何もかもの値段が上がっています。

理由は色々ですが、私の仕事上感じるのは、輸送コストのアップです。

今の世界はグローバルエコノミー。アメリカもたくさんの物を輸入に頼っています。その輸入のコストが上がりっぱなし。急に経済が動き出していることもあり、輸入のキャパもいっぱいいっぱい。海運、航空、トラック。どれもが輸送コストが上がっています。その矛先は全ての消費者と物の値段へ。ちょっとやそっとの節約では追いつかない程の値上がりです。

そうなると増えていくのが、その日の食事にも困る家庭の増加です。貧富の差が大きいアメリカでは、苦労している家庭は多くて、地元のフードパントリーは大忙し。フードパントリーとは、無料で食材を支給する施設です。昨年はコロナで職を失った家庭が多くて困窮者が増え、今年は物価の高騰での困窮者増加。アメリカの貧困問題は根強いです。

黙って見ているのも私の性格ではないので、何ができるのか考えています。ちょうどもう息子たちの手もかからないし、ブラ君も数時間のお留守番はできるようになったし、何かボランティアしたいなと考えています。何ができるの、まだ外に出始めたばかりだし、引っ越して知らない土地なのでわかりませんが、ここ数週間通わせて頂いているチャーチに聞いてみようと思います。じっとしていられない性格なので、何かボランティアができれば、気分が落ち込むことも減るかなと思っています。

本当は、動物保護関係にも関わりたいのですが、今はブラ君で手一杯。ブラ君から保護犬の現実を見せつけられ、胸が痛いので、まだボランティアできる心の余裕はないかな。将来的には保護犬活動も何かお手伝いできればと思ってはいますが、今はブラ君に集中です。

そんなブラ君は週末はいつも通り私とヨガと、ニトリのベッドでお昼寝。








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