アメリカの医療費が終わっている
在米20年以上の私なので、ちょっとのことではもう驚かないアメリカの医療費。ですが、今回は流石にかなりガツンとやられた感じ。
何が起こったのかというと、次男の膝の痛みがここ半年あるということで、思い腰を上げてようやくドクターに行きました。スポーツ専門のドクターに会うことができて、すぐにPhysical Therapist(PT)と、念のためのMRIをオーダーしてもらいました。アメリカ専門家のこうした細かい感じはすごいなと感心していたのですが、この後がもうびっくりでした。
それはMRIのことです。
今の保険は免責額が高い、High Deductibleなので、初めの$2,800は自己負担。一見すごい金額ですが、アメリカの医療費は高いので、この位はすぐに行ってしまう金額というのは十分わかっていました。High Deductible Planのいいところは、別に医療費専門の貯金口座を作ることができ、いれる金額は免税。Income Taxがかかりません。さらに会社がこのプランの人には一年で$1000医療用貯金口座(HSA)に入金してくれます。だとすると、免責額の$2800のうち$1000は会社が負担。そう考えて今までこのHigh Deductibleでハッピーでした。
そして今回のMRIで、色々と考えることに。
ドクターがオーダーして、翌日予約が取れました。ただ念のためと思い、いくらなのか聞いてみました。ちょっと時間が必要と言われたので、予約は明後日に変更して見積もりを待つことに。そしてやってきた値段。なんと$2,841です!!!!日本円だと30万円位?ただMRIの映像を撮るだけでこの金額。所要時間はおそらく1時間。MRIやったことないので、これが妥当なのかもよくわかりませんが、一回の検査でこの金額はひどくないか?と直感的に思いました。
そして保険会社に電話して、他に選択肢がないか聞き始め、見積もりを聞くと、外部の検査場、よく街でも看板を見るMRI専門の場所ですね、こういうところだと$500くらいで済むとのこと。
この差は何だろう?と考えてみても、わかりません。病院直結の検査だとこうなるんだろうということくらいで、あとは、病院は保険会社から支払われると思っているから無関心なのか。アメリカの医療費、高い、高いと言われますが、病院のこうした仕組みがますます医療費を高額に引き上げています。病院のせいとは必ずしも言えず、この金額を払うのは結局民間の保険会社。保険会社が支払い、病院は当然のように高額を請求。この仕組み、前からおかしいとは思っていますが、政府は関与できないのがアメリカの医療システムです。
私はHigh Deductibleとは言え、保険がありますので、この値段でもできないことはないのですが、ちょっと考える時間が必要。かなり悩んでいます。$2,800の免責をこのMRIで支払って、あとのPTやらフォローアップのアポは保険がきくようにすることもできます。結局、自分が払う金額は同じようなことになる予想。そうなるとこの金額でもやる価値はあるのか。
それとも、$500のところに行って、安く済ませ、さらに免責金額に達するまでPTも自腹で払うのか。なんでこう難しいんだろう。。。。High Deductible Planを選んできた自分を恨んでしまいます。
ということで、答えは出ません。今日中になんとかしないと行けないので、これから考えます。
MRIやったことがある方、あるいは同じようなHigh Deductibleで悩んだことのある方がいればぜひアドバイス頂けたらありがたいです。
そんな私の悩みを知らず、ブラ君はリラックスモードです。
いつもひっそりこっそりブログを楽しませて頂いております。私も在米シングルマザーなので勝手に親近感を感じております。
返信削除私の保険も$3000のdeductibleプランなのですが、deductibleがmetしてもout-of-pocketがmetするまではco-insurance が自腹になりませんか? だとするとMRIは$500に抑えていた方が最終的には節約になるのかな?と思いコメントさせていただきました。dedicated met後の自腹額も確認することをオススメします。って、コメント遅かったかもしれませんね。すみません。
コメントありがとうございます!そうなんですよね、Co-Insuranceもあるんで、ここもまた計算しならが。P Tが何回かにもよるし、今後今年また何かあることもあるしと悩みはつきません。
削除シングルマザーなんですね、お互い頑張りましょう。再度コメントありがとうございました!