今一番の不安

 昨日思い切って久しぶりにうつの事と常になくならない不安症について書きましたが、今一番の不安は次男のことです。

彼は、16歳ですが、スピードスケートに専念するために引っ越しました。本当は私は一緒に引っ越すつもりはなくて、彼だけだったのですが、生活してみたら次男はコロナ禍で自宅から離れるという苦労が重なり、これはヤバイと感じて私も引っ越しました。在宅勤務だったので問題なしで引っ越し。これは良いのですが、この秋から私は出社します。そして彼は、今シーズンは冬季オリンピックの年。まさに今後の将来のことも含め正念場になります。

スピードスケートの世界は狭く、アメリカは極端にスピードスケート人口が少ないのである程度のレベルまでは元々の運動能力とスケートのセンスがあれば簡単に登れます。息子はこの3年という短い期間で全米でジュニアではトップ10には入っています。でもこれは何の意味もなくて、スケート協会からのサポートは微々たるもの。もともとアメリカでのスピードスケートはマイナースポーツなので、ジュニアは蔑ろです。コーチ代、遠征代、用具代、全て自己負担。サポートが受けられるのは、シニアでナショナルチームに入らないとほぼなし。もともと私は冬季スポーツに関わる家庭環境だったので、こうしたサポートのなさはわかっていました。

それでも引っ越しまでしたのは、彼の夢を支えたかったから。おそらく、私自身が子供のころオリンピックを夢見ていたけど親からサポートしてもらえなかったのが大きいのかと感じています。次男のために、サポートしないという選択はありませんでした。サポートするにはどうすれば良いか。それだけです。引っ越したことに後悔はありませんし、彼はそれなりにレベルも上がっています。

でもここにきて、これで良いのかという不安に押しつぶされそうになっています。アメリカはコロナが収束しつつありますので、みんな普通の生活に戻っています。次男はこのスケートだけ考えている生活で果たして良いのか。スケートだってこのまま頑張ってもシニアでオリンピックのレベルまで行けるのはごく一握り。それに入れなかったら?と不安が不安を呼んでいます。当の本人は、16歳ですから毎日楽しいようで。。。あまり母から口煩くされるのもうざいという感じ。バランスが難しいです。

幸いなのは、ちゃんと大人になってくれていて、この夏はバイトもはじめました。次男は要領がいいので、バイト先でもすでにいい関係を築いているようです。仕事して外の世界に触れるのは貴重な体験です。こうしてポジティブな面にだけ集中していければいいのですが、心配症な私は不安で仕方ありません。

昼間は仕事していますが、それでも在宅なので次男のことはどうも気になります。じっと見守ることが難しいですが、できる限りのサポートを続けていくつもりです。

不安症と毎日戦っていますが、息抜きはやっぱりブラ君。癒されますね。




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