アメリカの物価

 1月のアメリカのインフレ率は3%と発表がありました。

今、日本もかなり物価が上がっているので、もちろん大変だとは思いますが、アメリカはこれがコロナ後から止まらずに続いているので、3%またかという感じです。一度上がった物価が下がることはまずありません。高いまま更に3%また上がり、それに合わせて給料が上がるわけもなく。何もかもが高いので、もうそれが当たり前なアメリカ。

そんな中、卵の値上がりはかなりひどいです。これは物価云々よりは、鳥インフルエンザによる卵の流通不足です。昨日アメリカでは安いスーパーとして有名なAldiで、いよいよ$5超え。久しぶりに買うのを躊躇う値段でした。それでもうちは、卵大好きだし、アスリート息子は高タンパクの卵は必須。一パックだけ買いました。Aldiはまだ安い方で、普通のスーパーだと$7、$8という話も聞きます。私の今住んでいる場所は田舎なので、家で鶏を飼っていて、直売しているところも結構あり、そういう普段はあまり人気のないような販売が今じゃ行列です。



そして話は変わりますが、友達から送られてきた、近所にDaisoができたよーとのメール。この友達はアメリカ人ですが、日本好き。Daisoアメリカにはすでに100店舗を超えているそうで、2025年は更に店舗が増えるそうです。これだけ増えているということは、決して日本人向けではなくてアメリカ人にも人気があるということ。

可愛くて、質のいい物が安く手に入る。流石に百円ではありませんが、物価高のアメリカにとってはDaiso人気になるのもわかります。Daisoは、きっと流通もうまく作って、この広いアメリカでも確実に成功するようにしっかりしているのかと想像します。

数年前にニトリがアメリカから撤退しましたが、あれはやはり広いアメリカの流通がうまくいかなかったんだと思います。

話は戻り、物価が全く下がらないアメリカ。給料はというと。これも日本から見たらたくさんいただいているように見えますが、そうでもなくて、物価に合わせて上昇するわけでもなく、貧困層は増え続けています。

トランプが人気なのは、一見アメリカ第一で、輸入に規制をかけたりとこれでアメリカの失業率が下がり、給料も上がり、生活が楽になると夢見てしまう層が一定数いるからです。

確かに、物を強く言う、外国へも強気、アメリカ第一を叫び続ける。政府の経費を減らし、税金も減らす。ように見えている。

実際は、このまま行くと、アメリカは輸入品の価格は上がり、国内もますます物価が上がるのですが。そして政府各機関ではすでにレイオフが始まっています。

このご時世で、仕事が急になくなる。明日は我が身だと思うのですが、そこまで見えないんだろうなあ。残念ですが、私がどうにかできることでもないし、自分はちゃんと選挙で意思表明したんだし、これがデモクラシーと思うようにしています。

自分ができることは、やっぱり日々しっかりお仕事して、安定したお給料を頂き、老後に向けてひたすら投資を頑張ることです。


さて、先々週の厳寒な毎日からガラッと急に暖かくなってきました。

やっとお散歩もウキウキで行けます。






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