怖い会社だ

 私が今の会社に戻ってくる前にいた会社でニュースがあったと元同僚が連絡くれました。

この会社、創立が10年も経たないくらいのシリコンバレー系。よくあるスタートアップのカルチャー満載な会社でした。私は一年半という短い期間しかいませんでした。その後、コロナ後の急成長をとげ、創立者は会社を譲り、新たにAmazonから名だたるマネージメント群がやってきて、会社も変わったと聞いていました。

ところが、急展開。Amazonから来たCEOは実質解雇。創立者が返り咲き。CEOはこの一年で元Amazon軍団をトップExecutiveとして引き連れてきていましたので、そのほぼ全員が一緒に辞めました。

シリコンバレー系でもこの創立者は目立つことを好む人。早速SNS初め、大手メディアにも出まくりで、去った経営者、Amazon経営方式批判になりました。もっと酷いのは、先週オファーが出ていた転職者のオファーを取り消しにしたこと。ニュースの報道では70人強が突然予定していた仕事が取り消しになりました。

経営者が突然変わったり、解雇が当たり前のようにあるアメリカでもこの突然の動きは酷いと言う反応の方が大きいです。そしてそれは私が前にいた会社と言うかなり身近で起こりました。

日本でもTwitterでの大改革がニュースになっていたと思いますが、それに近いものがあります。イーロンマスクほど有名ではなくても、こうしたちょっと頭おかしくないかと言う経営者っています。逆に言えば、それくらい天才、人のことを気にしない人でないと、シリコンバレー系の、今までになかったような会社は作れないのかもしれません。

この返り咲いた経営者、確かに頭は非常に良くて、前述の通り、メディアも大好き。今後もどんどん発信していくんだろうなあと思います。

一方、会社ですが、これだけの大改革となるとついてくる人も限られます。今残っている人は私がいた時の知り合いはあまりいません。

前から人の出入りの激しい会社でしたが、今後はもっと加速していくのかもしれません。

これがいいのか悪いのかは、私にはわかりませんが、一つ言えるのは、今はこの会社と関わっていなくてよかったと。それだけです。こんな大改革を楽しめるほどの若さもないし、きっともっと辛くなっていたかもしれません。あの会社では十分辛い毎日だったので、やめることになってやっぱり正解だったなと思わせてくれる出来事となりました。

さて、今日はW君手術です。大丈夫か心配になりながら朝ドロップオフしてきました。またご報告します。







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