人を責めない難しさ

 大人になると色々と我慢しなくてはいけないことが多いと思うのですが、社会ではそれは当たり前。仕事では辛いことや、この人何を言ってるの?とイラっとしてもなるべく大人な対応をしようと心がけています。そうしないと自分の精神がおかしくなるというのもあるので、これをすることで、平常心を保て、平和に仕事をしていけるから。

一方で、今直面している保護犬預かり中のW君。

彼のこの状態を見ると、人間のせいです。どうしても責めたくなってしまい、今辛いです。

今日は、たまたまなんですが、長年お世話になっている歯医者さんの予約でした。本当に長い付き合いなので、行ったら半分くらい世間話なのですが、その時に犬の話になり、歯医者さんのところの犬は、常にオフリーシュだそうです。つまり、リードをつけないで散歩。それで、今住んでいるタウンハウスで文句が出たと。文句出した人を探すことに躍起になっているそうで、絶対に自分たちが正しいと言いたいようでした。犬種は、雑種ですが、ピットブルも入っている大型犬。

どんなに、素晴らしくしつけされている犬でも、人間の予想できない行動を突然するもの。うちのブラ君がそうだったように、小さいワンちゃんで大きな犬が何もしなくても寄ってくるだけで怖がるワンちゃんもいるのです。オフリーシュは本当にやめて欲しい。でも言えませんでした。これを面と向かって言ったら、口の達者なアメリカ人、ずっと議論が続くだろうし、人の意見を聞くような人ではないので、後味が悪くなるだけ。会話をはぐらかしました。

アメリカでは残念ながら、こうした勝手にうちの犬は大丈夫という安心感でオフリーシュにする人多いです。いまW君を慎重にトレーニング中なのですが、向こうからオフリーシュが来たら絶対に近寄りません。週末の散歩に行く、広い森でも必ずいるし、うちの周りにも、毎日必ずオフリーシュのジャーマンシェパード2匹がいます。飼い主さんは女性。おそらくしつけしっかりしているんだろうけど、うちのW君から見たら巨大なジャーマンシェパードです。何が起こるかわからないので、彼女があるいているの見かけたら、なるべく遠ざかります。

もう一つ、責めたくなるのは、W君の前のフォスターママさんです。

これはもう言い出したらキリがなくて、なぜ3年もW君がいて、しかも2回アダプトされて、戻されていて、尚且つ保護団体からトレーナーも派遣してもらったのに、この状態なのか。

保護団体は、このママさんは定期的にたくさんのワンちゃんを預かってくれているので、何も言わない感じ。だったら私が何か言っても変わるものでもない。本人は、犬のことは自分が詳しいと言わんばかりで、初めのことはテキストのやり取りで私が頼りにしていたのですが、あまりにも批判的な言葉しか来ないのでやめました。私が上から目線で、ものをいうこともできないので、じっと我慢です。

グッと堪えて、今はW君の成長を見守るしかありません。でもねー、もう6歳。アニマルコントロールからの保護で、はっきりと誕生日はわからないので、もしかしたら7歳。この年齢での躾は本当に大変です。

まだまだいつ急にスイッチが入って噛み付いてくるかわからないこともあるので、決して気を緩めることができません。

それでもやっぱり可愛いんだよね〜。頑張って私が大人になります。







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