ブラ君の話
今日も苦戦中の一時預かり保護犬W君。
とはいえ、もう1ヶ月なので、来た頃に比べればだいぶ落ち着いて来ました。噛まれることも、前回の猛烈な攻撃からは一切ありません。今冬なので、私があまりお散歩に行く気にならず、これは申し訳ないのですが、もう少し気持ちが楽になってきたら、たくさんお外のお散歩で、お互いの信頼関係を築き、トレーニングもしたいと思っています。
そんなW君との毎日で余計に思い出すブラ君のこと。W君と比べているわけでは決してなくて、ブラ君はああだった、こうだったと思い出してしまっているだけです。
ブラ君、本当に可愛かったなあ。
私はブラ君以外に飼ったことがないので、ペットロスも初めての経験。
次のワンちゃんが来れば、また可愛くなると思っていました。もちろんW君は可愛いのですが、どうしてもブラ君と同じには思えません。これも当然といえば当然。W君とブラ君は別のわんちゃんです。同じように可愛いと言うことはありません。
最近はそれはそれでいいんじゃないかと思って来ました。
ブラ君が私にとってはあまりにも大きすぎる存在だったから、それを超えるほど可愛いワンちゃんに会えなくても当たり前。それだけブラ君は特別でした。
今のW君は、可愛くないわけではなくて、ブラ君とは全然違う性格。同じように噛み犬ですが、その噛むタイミングも違うし、うちに来た時にまだ2歳だったブラ君の元気よさとは、もうすぐ7歳になるW君は違います。普段ものすごく落ち着いていて、いるのかいないのかわからない時もあります。
外のお散歩は、前述の通り、今寒くて、私が鬱気味なのもあって、あまり時間を取れていませんが、それでも朝、昼、夕方か夜の3回は時間が短くてもお外に行きます。お散歩は苦手な感じ。外は好きそうですが、お散歩のマナーを教えられて来ていません。不安な感じがものすごく出ていて、胸が痛い。これまで、W君が辿ってきた道を考えると、本当に頑張ってっくれています。
先日は、ブラ君がとてもお世話になったドッグシッターさんに面会してもらいました。彼女の判断は、お世話してもいいとのこと。アダプトするか迷ってると相談したら、やっぱり私と同意見で、おそらく私じゃないとダメなんじゃないかと。
決して、自分しかいないとか、偉そうに思っているわけではなくて、この噛み犬っぷり、今までトレーニングしてこないで6歳(もうすぐ7歳)までなってしまったことを考えると、他の家ではよっぽどのラッキーじゃないと、最適なお家は見つからない。おそらく90%かもっと高い確率で、アダプトされても返されるでしょう。実際シェルターに3年もいたのに、お家が見つかっていないわけで。
それを考えると、うちにいるのがこの子にとって一番幸せなのかなあと思っています。
まだ時間はもらえることになったので、もう少し考えてみます。
ブラ君、一生誰よりも可愛いです。ずっとずっとこの気持ちは変わることはありません。
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