知らなかったアメリカのペット産業の大きさ

 犬を飼うまでは、ペット関連のビジネスが大きいというのはなんとなく漠然とは目にしてわかっていましたが、現実は全く知らなかったと痛感しております。

愛犬ブラ君をシェルターからアダプトしてから2ヶ月。まあペットに関するビジネスの大きさに毎日驚くと共に混乱しっぱなしです。私の住んでいる街は、郊外なのもあり、獣医さんもやたらあるし、グルーマーさん、ドッグデイケア、ペット用品屋さん、とにかくたくさん。ブラ君が保護犬ということもあり、トレーニングに一番関心があるのですが、これもシェルターに紹介してもらったトレーナーのリストもとんでもなく多いし、Youtubeやネットでも色んなトレーナーが色んな方法を公開していて混乱ばかりです。犬初心者の私にはこの広いアメリカでは情報の多さも混乱の原因。幸い、トレーナーさんを既に雇っていますので、彼女を一番信頼してやっていくしかないと思っています。

トレーナーの世界ですが、アメリカはセレブトレーナーが何人かいて、一番有名なのは、シーザー・ミラン。日本でも知られているようですが、彼はハリウッドで名前が知られるようになったことをきっかけにテレビ番組を持ち、アメリカでは今でもシーザーがおそらく一番知られています。

ただ、最近有名になっている、YouTuber一番人気のザック・ジョージや、こちらもテレビ番組Lucky Dogで有名なブランダン・マクミランなどは、シーザーの主従関係に重きをおくやり方には批判的。主従関係ではなく、あくまでもポジティブに褒めながら、ゲームをやりながらのトレーニング。

有名なセレブトレーナーでなくても、地元で数限りなくいるトレーナーにも、シーザー派とそうじゃない派で本当にたくさんいます。

どうするかは飼い主次第だとは思うのですが、あまりの数の多さに混乱してしまうのが本当のところ。最近は検索しすぎなのか、色んなYouTubeのおすすめや、Facebookでも広告がやってきて、オンライントレーナー達が巷には溢れていることがよーくわかります。私のトレーナーさんが、トレーナーを仕事としてやっていくには、一部のセレブだけという言葉がよくわかります。数が多すぎ。まあそれだけペット人口が多くて需要があるのも確かです。

トレーニングにも、これが正解というのはないのかもしれないというのが最近思うこと。いい犬、悪い犬というのは飼い主の人間の判断だし、子犬から訓練して全ての犬がお利口さんな犬になるとも限らないし、保護犬だからしつけ出来ない訳でもない。自分に会う方法を試行錯誤しながらやっていきたいと思います。

そして今トレーニング以外にも混乱しているのは食事問題。

初めは、シェルターが無料でくれたパッケージを何の疑問もなく使っていたのですが、それは子犬用でした。ブラ君は小さいから子犬用をくれたのかもしれませんが、獣医さんに見せたら、成犬だから成犬用にと言われ、同じメーカーの成犬用を早速購入。この時は、何の疑問もなかったので、値段で決めて、大きいパッケージを買いました。そしたらブラ君、吐いちゃって、そのあとも前より皮膚が痒そう。こりゃあもしかしたら食事か?と色々調べ始めました。そしたらもうこれもありとあらゆる情報が溢れていて、私が使っていたパッケージは添加物等々が多すぎたのかと反省。じゃあ何がいいのかというと、わからなくなってきました。種類が本当に多すぎて、更には、アレルギーの対策とか、グルテンフリーとか、ブラ君みたいな不安症にはサプリも併用とか、そのサプリも色んな物があり選択肢が多すぎ。犬の食事の世界は想像を遥かに超える深さです。とりあえず友達に聞いて自然派みたいなのを買ってみましたが、これもいいのか悪いのか。。。中には、絶対自分で作る派、加熱しない食事派もいたりして、もう何がなんだか。

ただ一つ言えるのは、ブラ君の大好物は本物のチーズとサーモン。これさえあれば、しつけも楽々なのです。なので、前は絶対に嫌がっていたクレートもチーズを使うと入るようになりました。

食事問題は、まだまだよくわからないので、小さいパッケージで試しながらやっていきます。

ということで、混乱しながらもブラ君となんとかうまく信頼関係を築いていくことに日々努力中です。

クレートに入り出したブラ君。かなりの進歩で嬉しいです。

やっぱり定位置は窓際のようです。




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