仕事とブラ君

 仕事は相変わらず色々と困難で、在宅で一人苦しんでおります。それは一旦置いて、そんな中、久しぶりに元保護犬、愛犬ブラ君のアップデート。うちに来てからそろそろ3ヶ月で私にはすっかり懐いていて可愛いです。

トレーナーさんとは6回のセッションなのですが、終わりに近づいています。その経過とか、トレーナーさんとの会話をちょっとまとめてご報告。

まずブラ君の一番の問題は、人と犬に対する警戒心が強く、攻撃的。吠えるし、噛みつこうとします。うちに来て3日目でグルーマーを噛み、その他にも獣医さんでは一切口を開けず噛みつこうとし、道ゆく人にも向かって行ったり、友達の穏やかなゴールデンの犬にも噛み付いて行きました。外出は常に震えていたり、とにかく緊張状態。ストレスを常に抱えてしまっています。それでトレーナーを雇ったわけです。

私のトレーナーは、前にも書きましたが、トレーナーをプロとしてやっているわけではなくて、副業。でも犬に関する経験、知識はすごいです。今は、スタンダードプードルを何匹か飼っていて、ブリーダーでもあります。少し前までは、犬の保護活動をしていて、と行っても大規模な組織ではなくて、飼い主が諸事情で飼えなくなった犬を預かって、保護、トレーニング、里親へということをやっていたそうです。なので、ブラ君のような、前のオーナーが飼えなくなってシェルターに連れてきたような犬のことはよーくわかってくれています。彼女から見たブラ君は:

  1. あまり質のよくないブリーダーの元で生まれた→親犬の性格はおそらく悪い→残念ながら生まれつきの性格が今の問題行動の原因の一つ
  2. 前の飼い主はトレーニングを一切していない→怒られてばかりで神経質、かつ愛情不足、吠えないようにクレートか、狭いところに閉じ込められていたと想像
  3. 社会性は一切なし。ブリーダー→ペットショップ→前の飼い主だから社会性は養ってきていないと想像

少しずつブラ君もトレーニングと愛情でよくはなっていくけど、普通の犬のように緊張もなく、いろんな犬と遊んだり、誰にでも懐くことは一生ないかもしれない。それがブラ君の個性だから、受け止めて上げて。彼女は、それでももし私がアダプトしていなければ、別の飼い主に行き、絶対にまたシェルターに戻されていたと思うよ。と言っておりました。それだけブラ君は、残念ながら飼い辛い犬なのです。

私は、もちろん最初の頃はこのまま飼って行けるのか、返した方がブラ君のためなんじゃないかと悩みましたが、このトレーナーさんと出会えたことでだいぶ救われ、また今は在宅勤務で家にいること、次男もいることから、ブラ君はこのままうちで家族として暮らして行きます。

トレーナーさんは、私がまだブラ君を引き取って1週間もしないうちに彼女に連絡してトレーニングを始めたことや、今も引き続きトレーニングに取り組んでいること、ブラ君の私に対する態度などから、飼っていけるよと言ってくれています。

そして、嬉しいことに彼女は個人で犬の預かり、いわゆるペットホテルもやるので、来月、ちょっとプチ休暇で友達家族と出かけることにしました。3泊か4泊のドライブ旅行ですが、トレーナーさんの家にお泊まりで行くことで、ブラ君のトレーニングにもなるし、いいことだと彼女自身も楽しみにしてくれています。ブラ君を置いていくのは可哀想だけど、こういう経験をしていかないと、彼も成長できません。私だって、来年は普通に旅行もしたいし。ブラ君を安心して預ける場所ができて嬉しいです。

そんなブラ君は、私の苦しみを知ってか知らずか、ここ1週間は家ではリラックス、いい子にしていて、夜のトイレの失敗はなくなりました。まだ安心とは程遠いですが、この性格を受け入れています。




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