アメリカ悪いところだけではありません
もう少しアメリカの良いところを続けたいと思います。
アメリカの年金の話。
最近、ようやく子育ても終わりかけ、金銭的にそれほどギリギリではなくなってきてじっくり自分の老後を考えるようになってきました。
今までは本当に子育てに必死で、借金はしたくなくてもしなくては生活できない位の時もあったので、ようやくです。
そして考えるのは、老後はどういう予算でやっていけば良いのか。です。
歳がバレバレですが、渡米してから学校を卒業して一番はじめにまともに給料の頂ける仕事に着いたのが1996年。あと数年で30年です。
その間、ずっと会社員でしたので、アメリカの国民年金であるソーシャルセキュリティは通して払っています。
アメリカで会社員だと給料天引きになるのでソーシャルセキュリティタックスをいくら払ってきたのか実感はあまりなく。
パーセントだと会社員は自己負担6.2%、会社負担が6.2%。自営業だと12.4%。給料の最高が2023年は$160,000なので、どんなにそれ以上もらっていたとしても最高支払いは会社員だと$9,932です。
いくらもらえるのかは、結構計算が複雑ですが、基本は35年の中で高い給料を基準とします。色々と条件はかかってきますが、簡単に言えば、ソーシャルセキュリティタックスを払っていれば、晴れて67歳から満額もらえる計算です。詳しくは、Social Secuirityのサイトで見積もりが貰えます。私はタックス申告が終わる大体この時期に毎年見積もりを確認しています。
今年はさらに自分でも計算。いつまで働くかをシミュレーションしてみました。
35年働けば、あとはやめたとしても、支給開始を67歳まで待てば思っていたよりももらえるソーシャルセキュリティ金額は十分でした。これはちょっと安心しました。
もちろんアメリカなので、生活費は高いし、医療費も半端なくて、大体みんな健康保険のために35年以上働きます。
私は、幸か不幸か、いまだにシングルを通しているので、別にアメリカを終の棲家と今から決めることもないのです。
さらには、アメリカのソーシャルセキュリティの他にも、会社スポンサーの401Kも二十代の頃から欠かさずに少しづつ拠出していました。もちろん離婚という大きな事件があり、財産分与は私の401Kや、当時の会社はペンションもあったので、そこで失った金額もありますが、そこは目をつぶり。
今の会社は、私がはじめに入った時は、まだまだスタートアップだったので、会社の株のシェア、Equityもあります。スタートアップではなくなった今は、代わりに401Kのマッチが大幅に出るので、今年からは会社のマッチが出る給料の6%満額拠出しています。
これまで、子供が小さい時に泣きながらでも仕事続けてきて、それが良かったのか、悩む時も多々ありましたが、ここにきて、やっぱり仕事ずっとやっていて良かったなあと思います。昔は想像だにしなかった老後はもうすぐそこ。最後はおひとりさまとは自分でも考えることもなかった。あと何年健康でいられるかわかりませんが、一人でも老後は大丈夫かもしれないとやっと思えます。
アメリカの健康保険、医療には不安だらけですが、とりあえず年金制度については、少なくても私個人では文句はありません。
これは個人差や、仕事をこれまでやってきた年数、雇用条件でも人様々なので、あくまでも私個人の意見です。
幸い今のお仕事は激務ではありますが、うまくいっていますので、先は分かりませんが、今は恵まれている環境に感謝して引き続き、老後の貯金に励もうと思っています。
今日も外は寒いです。
中々春らしい春にはなりません。
美しい夕暮れの中お散歩できました。
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