犬との生活 ちょっとだけ改善
シェルターからアダプトした保護犬ブラ君。今週で6週間です。先週は、もう私には手に負えないんじゃないかと、真剣にシェルターに返すことを考えました。相談した友達も自分の犬を連れてきてくれて、一緒に散歩しながら、とにかく吠え続ける震える様子を見て、ブラ君のトレーニングは無理なんじゃないかと言ってくれていました。本当に、その時は、私も疲れ切り、自分にできることはもう精一杯やっていて、これ以上は無理とそう思っていました。
その日、ちょうどトレーナーさんが2週間ぶりにうちに来ることになっていました。その彼女の言葉が驚くものでした。
ブラ君、2週間前に比べてすごくよくなってる。
え?というのが正直の感想。毎日、私は精一杯頑張っていて、お散歩もトレーニングしながら真剣にやっていて、それでもブラ君は相変わらず他の犬、人に吠える、結果が出ていないと思っていましたが、トレーナーさんは、2週間前に比べてよくなっていると言うのです。これがお世辞だとしても、救われました。
私はやはり日本人気質で、真面目で、結果重視。何事も完璧主義です。もしかしたらその性格が、ブラ君の成長ぶりを観察出来ていなかったのかもしれません。
トレーナーさんは、特にこれというトレーニングを具体的にしたわけではなくて、一緒に時間を過ごしてくれて、ブラ君と彼女のコミュニケーションを見せてくれた程度。でもそれを見るだけでも、ブラ君はいい子になっているのがわかりました。だって、2週間前は、彼女に噛み付いたのです。そのちゃんと彼女と遊んでいる様子が本当に嬉しくて、また2週間ぶりに会ったら成長してよくなっていると言われて、涙が出るほどうれしかったです。
彼女には、正直にもう私には無理だと感じていること、シェルターに返したいとさえ思っていることも打ち明けました。彼女は、ブラ君はよくなっているし、確実にトレーニングの効果は出ている。普通の犬のようになるのは一生無理かもしれないけど、きっと成長していくと感じているとのこと。
私の今の心配はお留守番。クレートに恐怖があり、部屋に閉じ込めることを異常に嫌うことから、クレートなしでもいいんじゃないかということ。これは、トレーニングビデオや、いろんな検索をしてもクレートは絶対みたいなことばかりなので、目から鱗。
ブラ君は、クレートは無理かもしれないけど、それでもいいんじゃないかと言ってもらって、だいぶ救われました。もちろん、クレートを諦めるわけではありませんが、今のブラ君に無理ならば、そこは今は保留で、とにかくブラ君が快適に過ごせる場所で過ごさせてあげようと思っています。
そう考えを変えたら、ブラ君、ちゃんとお留守番できるようになりました。クレートに無理に入れたり、一つの部屋にドアをしめて置くことをいったんやめました。
これは、教科書だとダメなやり方なのかもしれませんが、ブラ君の恐怖は何か過去の経験がそうさせているのだと思います。トレーナーさんの想像は、おそらくパピーミル出身、ペットショップで買われ、犬のトレーニングを全くしない飼い主さんに飼われていて、吠えたり、噛むことを怒られて、普段はケージかクレートに閉じ込められてほぼ虐待されていたんじゃないかということ。散歩も今は尻尾フリフリで大好きですが、初めのころは、全く散歩に慣れていない感じでした。
幸い、ブラ君の身体の健康は問題ないと獣医さんが言っていたので、食事はしっかり与えられていた様子。ただこれもまあ細かくいうと全然大変なんですが、餌も試行錯誤しながらやっていて、ここはなんとか私にも出来ています。
今は、焦らずゆっくりで、一緒に暮らせるように引き続き努力して行きたいと思います。
そんなブラ君は相変わらず家にいるときはリラックスです。
プロの方からみると、着実に進歩しているのですね、朗報ですね!きっとCHさんはきめ細かくめんどうをみられる方だから、ブラ君はラッキーだと思います。こんなに優しくお世話できる方、そんなにいないと思います!ブラ君、超ラッキー、幸せですね。めぐり逢いですね。。
返信削除自分の犬は人をかむことがあったので、同じお気持ちです。14年前、1歳のときに保護団体から頂戴したラブラドール、今15歳です。完全に治ったとはいえないけれど、99%はだいじょうぶです。
るか
るかさん、ラブラドールがいらっしゃるのですね。ラブはアメリカでは飼いやすい犬として人気ですよね。私の周りにもラブラドール飼っている人結構います。保護犬でしたか。しつけきっとがんばれらたんでしょうね。励みになります。コメントありがとうございました。
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