Juneteenth

アメリカに長年住んでいるいますが、Juneteenthという存在を今年初めて知りました。皆さんはご存知ですか?

ここ数週間この言葉聞くなあとは思っていたのですが、あまり気にせずにいたら、うちの会社のCEOから、今週金曜日はJuneteenthを尊重し、みんなで考えて欲しいので、会社としてはPaid Holidayにするというメールがきて、改めて、このJuneteenthという日の意味を深く考えることとなりました。

Junettenthは、この言葉の通り、June Nineteenth,6月19日を表した物。この日は、黒人奴隷解放宣言が1863年に発令されたものの、当時は電波もニュースもなく、最終的に田舎の方まで奴隷解放は届かず、ようやく1865年の6月19日に最後の奴隷がテキサスの田舎の町で開放されたことを意味します。今年はそれから155年。最近の差別抗議活動と共にこの日の意味が最注目されているということです。

在米長いですが、この日の存在すら知らなかった。考えて見ると、こういう黒人にとって大事な日は、アメリカでは無視され続けてきたんだなあと思います。そういうことが重なっていて、今の大問題に繋がってきたんだということ。私もアメリカ長くなりましたが、いつの間にか差別が当たり前のこの社会に馴染んんでしまっていたのかもしれません。

会社が休みになることで、このアメリカという国の差別問題を深く考えることとなりました。もちろん、会社は今のこのご時世、ニュースになることを見越してはいるとは思いますが、それでも一社員として考えさせられることに繋がったので、ポジティブな動きだと思います。

なんて書いていたら、案の定、こんな記事が出ていました。アメリカは、どんな大企業もこういった社会問題に対応しないとニュースになり、対応してもニュースになり。だからうちの会社もそうですが、Diversity & Inclusion officerというCOOレベルのポジションがある。

さて、もう6月も半ばをすぎて、朝の散歩は大分暑さを感じるようになりました。やっぱり私は朝よりも、夜の散歩が好きです。では皆さん良い週末を。




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