レイオフ一夜あけて

昨日のショックから立ち直りましたといいたいところですが、全然です。

これまで在米20年以上、大企業にいた歴も長いので、何度もレイオフをみてきましたが、今回は流石にショックが大きく、不安が今も収まっていません。その大きな理由は、レイオフはとりあえず免れましたが、会社の将来について全く見えてこないからです。

蓋を開けてみて、わかってきたのは、今回の解雇は、会社全体に渡り、ありとあらゆる部門が影響を受けました。うちの部署も同様で、具体的な人数は控えますが、一緒に朝まで働いていた同僚が急に解雇になりました。一日中不安で不安で、それは夜になっても治らず、とりあえず目の前の仕事を終わらせないといけないので、それに集中しました。解雇になってしまった同僚の残した仕事もあり、それにも手をつけていて、仕事が終わったのが夜８時くらい。あまりにも精神的に疲れたのですが、食事は家で作ったものが欲しかったので、簡単な物を作りました。

疲れているはずだったのに、眠れず、朝も４時くらいに目が覚めてしまい、全然寝た感じはしませんでした。

朝になって、仕事休もうかと思いましたが、解雇になった同僚のことを思い、仕事があることに感謝しなければと思い、取り敢えず仕事に向かいました。と言っても、家で仕事なので、ノロノロとコンピューターに向かって、ログインしただけですが。

昨日のショックは会社全体に及んだため、朝から会議が続き、今日も一日考える暇がなくすぎて行きました。

会社はこれから大丈夫だと、何度も会議で繰り返されましたが、実際、このコロナパンデミックは、誰も終わりを予想することはできず、すでに業績が下がりまくっているうちの会社が回復するのか、それともこの先も解雇を繰り返し、斬られる部署があるのか、考えると不安がとまりません。

思い余って、色んな友達に連絡取ったり、リクルーターにも連絡しておいた方がいいのか悩んだり。

唯一救いは、目の前にやる仕事があることです。私の部署は、今かなり忙しく、この問題が起こる前からのプロジェクトも続いているので、仕事はあり、忙しくしていれば気も紛れます。

そして、今、一番辛いであろう人は、私ではなく、上司です。解雇を通知しなければいけなかったストレス。そして解雇になった同僚はまだこの会社に入って、数ヶ月。前の仕事をやめて転職してきたので、上司は、責任をすごく感じると何度も何度も話しています。その上司のためにも、今日は率先して頑張ってはみましたが、不安は消えません。

この先、どうすればいいのか、今日答えが出るわけもないので、今後じっくり考えて行動していきたいと思います。

今日は、散歩もサボってしまいました。この写真は、週末前の綺麗な夕日。まだ数日前ですが、平和だったなあと懐かしくなってしまいました。