少しの希望と、もう少しの残念

 今うちにいるワンちゃんのW君。保護犬で噛み犬。

DNAテストで犬種を調べたついでにDNAでわかる健康にも追加料金を払ってわかったことがあります。

英語名でchondrodystrophy。日本語はよくわかりませんが、いわゆる軟骨に出る奇形。背骨の異常です。特徴は、足が極端に短くて、体が長いこと。そのまんま当てはまります。

生まれつきなので、どうしようもありませんが、なぜこれが希望かというと、この生まれつきの症状があるのが、彼の噛むということにもつながっている可能性が高いからです。

私も初めて聞くことの言葉。要は、生まれつき、体が長すぎるのに足が短いことから、背骨への負担が大きく、若いうちから背骨に異常が生じやすいということらしいです。生まれつきなので防ぎようがないのですが、わかっていれば、痛みや、どういう負担によって痛みが生じるかわかるので気を付けることができます。

W君は、うちに来る前はかなり太り過ぎでした。肥満は、人間でもそうですが、想像以上に体に負担。元々背骨が弱い犬種なので、相当な負担がかかっていて、痛みもあっただろうし、脳にも信号が出され、触られるのを極端に嫌がる。それでも人間は触ってくる、だから噛むになってしまっていたのかもしれません。噛めば、痛いことはされないと学び、人間が迫ってきたら、触られる前に噛む。この繰り返し。そして運動もあまりせず、体重はどんどん増え、与えられる薬は、なぜか抗うつ剤。しかも大量。

この悪循環だったんじゃないかなあと今考えています。

詳しくは、8月末に予約とっている新しい獣医さんと話し合います。特に食事と、もし合うのがあるのなら骨を強くするサプリ。そして適正体重はなんなのか、知りたい。前の獣医さんは、体重のことはほんの数秒で、問題なし。としか言ってくれませんでした。しかも私が聞くまでは太り過ぎのことも一切触れず。

今は、うちに来た1月から比べるとだいぶ体重も減ってスッキリしていますし、少し長く歩けるようにもなっていますので、いい方向に向かっているかなあ。

少しの残念は、やっぱりこの7歳という年になるまで、誰にも彼の抱えていた症状と、痛みをわかってあげてられなかったこと。さらには、この生まれつきのことで、将来はますます背骨に痛みが出てしまうかもしれないし、下手したらヘルニアにもなって最悪手術かもしれません。老齢で出るヘルニアはペット保険ではカバーされない。金額を考えると今から準備しておくことの一つです。

後悔してもしょうがないし、誰かを責めてもしょうがないので、これからは健康になれるようにしてあげたいと思います。

まずは、体重をさらに減らして、健康的に体に負担にならない運動を続けるつもりです。散歩は、本当に上手になってくれて、今は夏だし、毎日少なくとも一日2回、30分。週末は1時間を続けています。

W君、がんばれ〜


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