日米の温度差
私が渡米してからもうそろそろ30年!と恐ろしい時間が過ぎていますが、相変わらず変わらないなあと思うのは、日米のいろいろなことの温度差。国が違うし、国土の広さも、国民の人種も違うので当たり前と言えば当たり前ですが、日本からくるとあまりにも違ってこの年になってもびっくります。
今回ひしひしと感じたのはWBC、そう日本国民総出で応援していたベースボールです。
これ、アメリカでも話題のような報道が日本ではされていますが、実際は全く違います。
WBCについては、私は日本人なので、もちろん、メキシコ戦も決勝のアメリカ戦も必死で応援、生放送で見ていました。
でも、アメリカの一般市民は全く関心はなく。ベースボールファンであっても、このWBCの存在すら知りません。
アメリカの普通のベースボールファンは地元のチームを応援するのが普通であって、MBL以外のことに関心なんかありません。今はスプリングキャンプの試合を応援しています。それがアメリカ人の当たり前。
さらに具体的に言えば、私の勤めている会社はサンフランシスコ本社のアメリカでも名前の知れた会社。同僚、取引先で、ちょっと話を振ってみましたが、このWBCを知っていた人は一人もいません。
スポーツバーでもWBCを流していたバーはあまり。ちょうどカレッジバスケのMarch Madnessをやっていたので、バーはそちらしか流していない。WBCはリクエストしたら流してくれたという程度。
これを日本にいる家族に言っても全然ピンとこないようです。
そりゃそうです。日本じゃ誰もが関心を寄せて応援中。決勝に至っては、アメリカチームなんだからアメリカも盛り上がってるんでしょう?と思って当然です。
日本の報道もそういう感じで流していますから。
これが現実。アメリカなんてそんなもの。
こういう時、私は日本人だなあと思います。
こちらの生放送見ながら、通訳の訳の間違いの指摘などをして楽しんでいました。
大谷選手の通訳、水原一平さんはさすがですが、他の二人。うーん、あまり言うと上から目線なのでやめておきますが、私と同じ東北出身の若い佐々木選手。多分メディア慣れもしていないだろうし、アメリカ式の質問にも慣れていないのがありあり。もう少し気を使って通訳してあげて欲しかったなあ。そこだけ残念です。こう言う通訳が気になってしまうあたり、私のアメリカ暮らしも長くなり過ぎましたね。
まあ文句はさておき、大谷選手、ダルビッシュ選手ともにアメリカ生活長くてもこうして日本代表として頑張っている姿、アメリカ在住のものとしても嬉しかったです。
今週は日本の友達からたくさん桜の写真を頂きました。やっぱり日本いいなあ。
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