残念です

 長年知っているアメリカ人の友達に久しぶりに会いました。

もともとは、別れた旦那の高校の同級生。たまたま同じ街に住んでいて、当時は私は顔見知りの挨拶程度だったのですが、次男が生まれてデイケアが一緒になったことから息子同士がベストフレンドになり、それからママ友付き合いでした。そんな息子たちも既に18歳。2歳からのベストフレンドです。自然とこのママ友とはお互いの家を行ったり来たりをしてきました。

それも高校生になってからは子供たちは自分で運転するのでしばらく会うこともありませんでした。ただ電話では話をしていたし、私が日本に行っている間にもこのママ友の家でホリデーを過ごさせてもらっていて、次男にとってはこの家族全体にお世話になっています。

その彼女と本当に久しぶりに会うことに。

彼女の息子が高校のアイスホッケーのチームの一員。アメリカの高校は、スポーツもレベルがあるので、シニアになるとVersityに入るか入れないか重要です。このお友達はVersityに入り、しかも今年州の決勝まで勝ち残りました。

アイスホッケーはうちの州はかなり盛んです。お金かかることもあって、やることも派手。

州の最終決勝は、プロのホーム試合の行われる場所です。歴史的な記録だし、ぜひくればと誘って頂いたので、行くことにしました。

次男は、勝手に友達といくのと、もともと一緒にスケートも小さい頃やっていた友達たち。ホッケーチーム全体と仲がいいので、関係者席みたいな場所。私は離れたところでこのママ友と座るつもりでした。

別々の車で行ったので、到着したら待ちあわせのはずが、一向に見つからないし、連絡もつきません。どこにいるのか言ってくれれば私が探しに行くからと言ったのですが、どうも話が通じません。おかしいなあと思いながら1時間後くらい。ちょうど前の別の決勝戦が延長で試合開始が伸びたので、試合の始まるギリギリくらいで見つかり合流しました。

高校の決勝戦なので、周りはうるさく会話もあまりできない状態だったのですが、すぐに彼女の様子がどうもおかしい。

呂律が回っていないというか、何かおかしい。でもこの日は高校生たちの試合のため、会場はプロの試合日と違い、アルコールは提供していません。酔っ払っているわけではないはず。

それでもやっぱりおかしい。周りの知らない人に話しかけたりして、それはアメリカなのでよくありますが、言っていることが全然通じないのです。

おそらくこれはハイかなあ。何か吸っているんだと思います。

途中から心配になってきましたが、会場には彼女の大人の長男と、下の娘さん、別れた旦那さんもいるので、私が責任を持つことでもないし、少し後ろ髪を引かれながら私は試合終了ちょっと前に帰りました。

家に帰ってから次男に聞きましたが、やっぱりマリファナあたりを吸っているようで、家族みんなが心配しているということでした。

彼女、2年前くらいに離婚しました。今まで自分でビジネスやってかなり成功していたので、その後の状態に久しぶりに会った私はショックを隠しきれませんでした。

離婚は、本当に精神的に辛いものだということを彼女を見ていて久しぶりに思い出しました。

アメリカは、メディカルマリファナもあるので、もしかしたら彼女はPTSDの診断が出たのかもしれません。

そこまで詳しくわかるほどの親しい仲ではないし、住んでいる街も今は違うのですが、心配はしばらく後を引きそうです。

一方の試合は残念ながら負けてしまいましたが、決勝まで行ったのは、アイスホッケーチームの歴史でも初めてのこと。地元みんな盛り上がっています。一緒に次男は卒業できないことだけが残念ですが、チームの子達は小さい頃から私もよく知っています。よくここまで育ったよとちょっと感動です。

今日もブラ君のことを思い出しています。




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