ベースボールの思い出

 週末、急に知り合いが、野球行けないのでチケットをもらってくれと連絡がありました。

アメリカあるあるですが、シーズンチケットを持っていても、行けない時はあって、大体みんな知り合いとか、グループでシェアをしています。たまにどうしても捌けなくて、こうやってちょっとした知り合いの私に回って来たりします。ありがたいことです。

特に用事もないし、今地元のチームは地区優勝ほぼ決定で盛り上がっている週末。行くよと軽く返事してチケットをもらいました。

ところが、当然一緒に行くだろうと過信していた私が悪いのですが、次男はあっさり行きたくない。がっかりですが。彼も20歳。前回大谷さんのゲームは一緒に来てくれたわけだし、これは大人になったということで、ママとは付き合いたくないのはしょうがないかなあ。とはいえ、ちょっと落ち込みました。

気を取り直し、でも直前のため一緒に行ける友人は見つからず。

ただ、シーズンチケット持ってる別の友人がいるので、とりあえずスタジアムには一人で行って、どこかのタイミングで彼女と現地であってということにしました。

せっかくの二人席なのにもったいないですが、いただいたチケットですので、ありがたく行きました。

その日は抜群のお天気。暑くもなく、寒くもなく。まさに絶好の野球観戦日和でした。

行く前までは、一人で野球なんてと思っていましたが、全然楽しくて、また一人だから気を使うこともなく、自分の好きなビールといかにもアメリカンな食べ物。

そして考えるのは、私がアメリカにきて、一番初めにいったメジャーリーグのゲーム。

当時の大学附属語学学校のField Tripでした。他の留学生たちと、とんでもなく上の席。一番安い学生席的なところ。

英語もほぼできなくて、食べ物の注文のしかたもよく分からず。それでもアメリカの野球に感動し、楽しかった。

あれ以来、あの超上の方の席には座ったこともなく。最近は、お金払って、前の方の席か、ビジネスのお誘いの招待席にしか座っていない自分がいます。

あれから30年も経つんだもんなあ。とちょっと感慨深いものがありました。

将来的には、アメリカから離れるつもりでいます。まだ何年も先の話ですが、帰る前にはきっとあの貧乏だった頃のようなせきにもう一回座って野球見ようかなと思った日でした。



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