ワクチン証明の意味

 アメリカはご存知の通り、ワクチンはだいぶ進み、うちの州はすでに各会場では予約が埋まらないので16歳以上なら誰でも、その日に行けば受けられます。それでも全体で2回の接種が終わった人は40%未満です。これも前に書きましたが、まだ受けられない子供を除いても、大人の中にはワクチン拒否派が相変わらずいると言うことです。

今会社では夏からの出社にむけて準備をしていますが、ワクチンに関しては頭が痛いところです。と言うのは、アメリカはプライバシーが非常に重要で、病気、怪我、受けている治療については会社が聞いては行けないのです。聞く権利もありません。ワクチンについては百歩譲って、会社独自に必須としたとしましょう。ではワクチン拒否派を出社を認めないとすると、それは差別につながります。ワクチン拒否の自由は個人の選択であり、いかなる理由の差別も認められませんし、さらに昇給や昇格に影響があったなどと言うことにまで発展する可能性があるから。

今、一部の大学では秋からはワクチン接種証明がないと登校させないと言う報道が出ていますが、SNSなどを見ればアメリカの実情が一目瞭然。ワクチン拒否派が相当いることがわかります。

アメリカでワクチンを受けると、紙のパスポートと呼ばれる証明書がもらえますが、これが州によっては、発行することも、証明を見せろと要求することもできないと言う知事の特例が出されています。理由はプライベートと選択の自由です。

これによって、例えばフロリダ州では、ビジネスでワクチン証明を見せないとお店に入れないとか、そう言うことができません。特例の出ていない州でも、ワクチン証明を見せろと言うのが当たり前にはならないと予想します。

なので、私はパスポートは持ち歩くことはなくて、一応携帯に写真取って入れた位。将来、飛行機に乗って旅行する場合は持っていくかも。まだ航空会社はこれについては揃った見解は出ていませんので、わかりません。

と言うことで、アメリカは、とにかくプライベートと選択の自由が先に来る国と言うのを実感しています。

さて、先週末は、母の日と私の誕生日でした。久しぶりに長男がNYから来てくれて、親子3人の時間を過ごしました。このことはまた後日。

お天気もだんだんとよくなって来ていますので、毎日毎日を大切にしていきたいと思います。

ブラ君は相変わらずのお利口さんぶりですが、他の犬とは決して仲良くはできません。これは解決するのかなあ。先は長そうです。




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