同僚のその後のその後の続き
Thanksgivingの前日から出社しなくなっていた同僚のその後。
ファミリーリーブをとってから早3ヶ月。その期限も2月末で切れ、本来なら出社しなければいけない3月最初の勤務日。結局現れませんでした。
その後、上司も何度か連絡を試みたものの全く音沙汰なし、結局、上司には連絡ないまま辞めました。
このパターンは私も初めて。何があったのかはわかりませんし、事情ってものは本人のみぞ知る。私が勝手に想像してもどうしようもないので、アメリカの会社の仕組みについてのみの感想だけ。
アメリカの会社は、簡単に首にすると勘違いしている日本人多いですが、意外と簡単ではありません。会社は不当解雇に敏感ですし、特に差別関係では慎重です。
今回この同僚がここまで解雇にならなかったのは、きちんと権利を使っていたからです。
ファミリーリーブというのは、本人または家族の事情で休ま無くてはならない時に、最高12週間まで無給の休みが取れ、仕事のポジションは保証するという連邦の法律です。
これを取ると、給料は出ませんが、会社はそのポジションをそのまま保留する義務があります。パフォーマンスを原因にこの期間解雇するわけにはいきません。このため、うちの部は、彼の空きポジションを3ヶ月補填することはできず、Tempも雇えないし、正式に仕事を振り分けるわけにもいかず、彼が帰ってくることを前提に周りがサポートするという状態でした。
そして戻ってくるという日には、彼は、相変わらず上司には何も言わず、直接人事に延長を手続きをしたようですが、このファミリーリーブは、連邦法で、最高12ヶ月の期間中12週間と決まっています。12週間以上になるには、健康上の理由によるDisabilityに移行はありえますが、その他は延長する義務は会社にはありません。そのため、会社はこの延長を却下。
その日のうちにこの同僚は辞めました。
そして相変わらず上司には一言もなかったそうです。
個人的にどうせ戻ってはこないだろうとは思っていましたが、それでも何年か一緒に働いた同僚です。何があったのだろう。最後に私に対し激しい言葉でメールを送ってきてもいたので、もし話し合える機会があったら結果は変わっていたのだろうか。
人に不幸は望みません。この元同僚は、小さいお子さんもいます。仕事はあるのかも知れないし、実家は裕福なので、大丈夫かも知れない。想像しか出来ませんが、無事に生活できていることを望みます。
彼が辞めたことによって、ようやくうちの部に人員補填の許可が出ました。今までかなり負担が増えていたので、これでまたチームの疲れも少し減るといいのですが。
さて3月はもう春のはずが、また雪でした。気温は上がっているので、すぐ解けますが、やっぱり雪が降るとちょっと気分が下がります。
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