アメリカのレイオフ

 第四四半期になりましたが、残念ながらこの時期はアメリカレイオフが増える時期です。年末に向けて、今年の決済のために、いち早くコストカットするにはレイオフ以外にないからです。

先週、前に私がいた会社Aはまた20%のレイオフとなりました。この会社Aは、前にも書きましたが、色々大変なことになっていて、今回のレイオフもなんとなくわかっていたのですが、流石に一気に20%は驚きでしかありません。会社が存続しているだけでもいいと思えと言うことなのかもしれません。と思っていたら、同じ業界の会社が、急に営業が止まりました。

ここは、数年前に新しいテクノロジーを業界にもたらしたテック系の会社。当時は、時代の寵児のような扱いでした。それが、今年の夏には、手持ちの資金が減っていると噂にはなっていましたが、昨日突然の営業停止。破産したそうです。従業員は、おそらく推定で軽く1000人以上ははいるはずです。

私が前にいた会社は600人強のレイオフ。合わせてこの業界で1500〜2000人くらいが、1週間のうちにいきなり仕事がなくなってしまったのです。

これを考えると、いかに今の自分が恵まれているのかと改めて感謝です。

同じ業界なので、決して先行きが明るいわけでもなく、会社内の組織再編成、コストカット、売上右下がりは、連日気になります。そして、噂は絶えない中、リーダーを信じてやっていくしかないです。それでも私ができる仕事はたくさんあり、給料はとりあえず心配することはありません。残念ながら、これまでのように、ものすごく恵まれている福利厚生はだんだん減っていると実感しますが、それでも、普通に健康保険があり、会社はものすごく立派なオフィスだし、毎日の仕事で不満は忙しすぎて頭が爆発しそうなくらい。

レイオフの噂も絶えませんが、今の自分のポジションを考えると、万が一会社全体でレイオフがあっても、自分は大丈夫だろうと見ています。

そういえば、前の会社Aに転職した3年前は、今の会社Bが親会社から独立の噂と、そのうち破産か身売りという噂が絶えなくて、会社なくなるかもという不安もあって転職したのでした。

今でもリクルーターから電話が来て、断ると、でも会社Bは長くは続かないんじゃないと余計なお世話を言ってくるリクルーターもいます。それだけ、テック系、スタートアップというのは動きが激しい。

ベンチャーの資金の動きは早く、ダメだと見切ったら、さっさと資金打ち切りになり、こうして破産してしまう会社も出てきてしまいます。

それでも、ここはアメリカ。そういうこともあるよねとどこか思っているところもあり、早速、前の会社Aや、この破産した会社の元従業員たちは積極的にLinkedInのネットワークが動いています。私の知り合いもいるので、情報はたくさん入ってきます。結局、アメリカはコネなんだよなあと改めて思います。日々、人との付き合いを大事にしていれば、こうして困った時にも頼れるネットワークがあります。

ということで、なかなか世間は騒がしいですが、自分にできることは、今のポジションに感謝して全力を尽くすのみです。

その一方で、最近、本当体力の限界くらいまできていて、そろそろ休暇をゆっくり取りたいなあと思っています。


ここ数日だいぶ冷えるようになってきました。紅葉はきっと今週末が最高の見ごろです。ハイキング行けるかなあ。これは去年の紅葉の写真。去年はブラ君死んじゃって、W君もまだいなくて一人だったんだよね。今年はW君がいてくれて心強いです。





そして2年前は、ブラ君と一緒でした。今でも毎日毎日ブラ君のことを思い出します。






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