アメリカの転職カルチャー

 ご無沙汰しております。

ここ数週間、仕事が本当に忙しくて、休む暇もなく、1日12時間仕事している日もザラで、全然自分の時間がありませんでした。

大きな理由は、私のマネージャーが育休をとっていて、その分ほぼほぼ全て私がカバーしていたこと、そして、マネージャーが先週から復帰したのですが、復帰したらしたで、彼のやりたいことが山ほどあって、それを一緒にこなしていなら全然時間がありませんでした。

今もないのですが、とりあえず大きなプロジェクト一つが先週終わったので、ちょっと一息。今週からもちろんまた違うプロジェクトに取り掛かっているので、休んでいる暇はありませんが、もう体力的にも限界なので、一息入れています。

この仕事、戻ってきて6ヶ月が経ちますが、3年前にこの仕事についた時と全く同じように、いろんなプロジェクトがどんどん舞い込んできて、日々落ち着くことはありません。これがいわゆるスタートアップの宿命。わかっていましたが、一旦やめて、戻ってきたので、3年前よりはよくなっているだろうと過信していました。もちろん良くなっている部分もありますが、それ以上に成長が激しいので、私がやらなくては行けないプロジェクトは一向に減ることはなさそう。

それでも、前に辞めた時のように、もう無理と思うことはなくて、わかっていて戻ってきているので、精神的には疲れますが、同時に充実感もあり、今のところ文句はありません。

なんて言っていたら、今週は、ヘッドハンターから電話がありました。

私のいる業界は、非常に狭いので、こうしたヘッドハンターからの連絡もよくあること。それにしても、今回は、まだ転職したばかり。そんなことは私のLinkedInを見れば一目瞭然。

ただ、人の縁というのは、やっぱり大事だし、アメリカって、日本から思われいる以上にコネクションってすごく重要です。いわゆるコネですね。日本語でコネって言うと、かなりネガティブですが、アメリカではコネクション、本当に重要。それがなければ、転職もうまくは行きません。私くらいの歳になってくると、ヘッドハンターからの連絡で転職が当たり前ですが、彼らもありとあらゆるコネを使って、必要な人材を探してきます。

そういう中で、連絡があったら、やっぱり無視はしないのもアメリカのビジネスでは当たり前。今、全然転職する気はなくても、一年後、2年後、急に会社からレイオフされることもあるし、何がどこにつながるのかはわかりません。こういうヘッドハンターとコネクション作っていくことも蔑ろにはしないのもビジネスの暗黙の了解みたいなものです。

もちろん今の私は転職する気ゼロで、興味だけで話を聞いていますが、どう考えても、私にピッタリの仕事でした。断りましたが、あの様子じゃまた電話かかってきそう。ありがたい話です。

そして、偶然ですが、私がものすごく仲良くしていた同僚が転職することに。3年前にこの会社にいた時の同僚なので、長い付き合い。非常に優秀だし、私よりかなり若いので、当然と言えば当然ですが、彼は、うちの部署から別の部署に移っていて、それから一年未満での転職。今回は、部を変えるわけではなくて、完全な転職。辞めちゃうことは非常に残念ですが、やっぱりアメリカの転職はそう言うもの。誰しもが優秀な人を求め、そして給料もどんどん出します。この同僚が行く会社もシリコンバレー系。かなりの給料が出るんだろうなあと言う感じ。本人は、給料じゃなくて、将来の履歴書にもこの経験が重要になるからと言っておりました。

と言うわけで、長くなりましたが、アメリカ、給料は会社に上げてもらうものではなくて、自分で掴んでいくもの。私も何回か転職して、それをしみじみ感じています。

今本当に忙しくて泣きそうな位ですが、おそらく今の会社は、私がその気になれば辞めて転職するのはわかっているだろうと想像できるので、来年のこともあんまり心配していません。

今日リクルーター、ヘッドハンターから連絡があったように、来年になって今の会社が給料やら株やらのオファーを減らしたら辞めると言う選択は全然ありなんだと思っています。

もちろんそのためには、今の仕事をきちんとやって、経験を大事びしていくことです。

ちょっと説教っぽくなりましたが、改めて、この仕事に感謝と、こんな歳になってもちゃんとリクルーターが連絡してきてくれることに大感謝です。

毎日仕事仕事ですが、ブラくんとの時間は何者にも変えられません。可愛い。





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