アメリカの治安と物価

 今度引っ越すことでちょっと不安になってはいますが、本当は楽しみです。

今のアパートは、住み始めてからもうすぐ2年。いわゆるLuxuary Apartmentと謳っていいますが、それでもアメリカ。治安や、隣近所の当たり外れは大きいです。

ここは、それなりの値段ではありますが、引っ越してきた時の私は、仕事のことや次男のこと、そしてコロナ禍でのいろんなことで弱っていたので、とにかくさっさと決めて、そして仕事が首になるかもしれない可能性はわかっていたので、万が一失業しても暮らしていけるように、まあまあの値段の今の場所に決めました。

アパート自体は、Luxuaryを謳っているだけあって、まあまあ。悪くはありません。

問題は、隣近所と、治安です。

何回か書いていますが、上の階の人の足音と、後ろのおばちゃんの外での大声にもう耐えきれません。そしてこのおばちゃん、タバコを吸います。一度文句は言ったので、私のベッドルームの外で吸うことはもうないのですが、それでもすぐそこで、いつも大声で電話しながらタバコ。冬でもです。管理会社にも言いましたが、基本、アパートは禁煙ではないのでどうにもできないと。

そして治安。

今アメリカ全体の問題だと思いますが、車のCatalytic converter。日本語で触媒?これが当たり前のように盗まれます。

部品に使われている金属が高く売れるから。

盗む人たちは、当然プロ。さっと来て、ほんの数分で車の下に入り込み、電動ノコギリで切り取って去っていくそうです。万が一遭遇しても、相手は銃を持っている可能性が高いので、決して立ち向かってはいけません。アメリカはそういうもの。

うちも盗難被害に遭いました。アパートに文句は言いましたが、自分たちの責任じゃないし、社会問題だから、警察に言ってくれる?とだけ。

このアパートは、ガレージがないので、駐車は外の広い駐車場。場所によっては影になってすぐ面からは見えないので、そういう場所に止めないように気を付けるようになりました。

今度引っ越す予定のところは、駐車場は、全車指定の駐車場のみ。ほとんどのユニットがガレージ付き。私が選んだユニットは2台のガレージが直接ユニットに繋がっています。これで車の盗難の心配は無くなります。敷地内は、屋外も含め、すべて禁煙です。

さらに、ここは、マネージ会社の方針なのか、18歳以上は必ずバックグランドチェックされます。つまり、犯罪歴、逮捕歴があったら、このアパートでは入居時にチェックされ、ほぼほぼ入居できないということ。

田舎の場所の割には、家賃が高いので、住む層はそれなりの経済的余裕のある人たちに限られ、ご近所迷惑が起こりにくくなります。

表向きの差別は決してできないアメリカですが、こうして、住む場所は、どんどん格差が広がります。でもそうでもしないと、治安のいい場所には住めないのです。物価が上がり続ければ、経済格差はますます広がり、貧困層はどんどん増え、富裕層はますます収入が上がる。これがアメリカなのです。

治安も同じで、ちゃんとした所に住むにはそれなりのお金がかかります。

当然と言えば当然ですが、この生活も後何年できるのやら。

とりあえず、今はちゃんとした収入を頂けていますので、新しいアパートのアプリケーションもバックグランドチェック完了とともに余裕で承認が下りました。

あとは、引越しに向けて準備をしていくのみ。やっぱり楽しみです。

近所のお気に入り散歩スポット。ここももうすぐお別れとなります。


6月の満月はストロベリームーン。満月はなんだか心が救われます。




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