アメリカはもういいと思う理由
まだ先ですが、リタイア後はもうアメリカには住まなくていいかなという気持ちが日々大きくなっています。
在米30年越してしまい、多分もうやり尽くした感が大きいのかなと自分で思います。
常に何かを学びたい私なので、今は何をやってもどちらかというと教える立場。なかなか新しい発見や、ワクワクすることもなく、やりたいことはアメリカにいなくても出来ることばかりな気がします。
子育てがほぼ終わった今、仕事をこれまで一番の支えにアメリカで生活して来ました。今はその仕事がストレスでいっぱい。
大体は、周りの人間にイラついている。他の人はコントロールできないので、ぐっと堪えていてはいますが、小さいことがストレスになっています。教えるのも、もう何回言ったのとイラッとします。下が成長してくれないとか、自分がやった方が早くて的確に仕事ができるとか。そう思ってしまう自分がいます。これが老害になっていくだろうなあと自覚しています。
ただやっぱりこの仕事があるおかげで、老後の貯金も確実にできているので、感謝だけは忘れないようにしています。
仕事だけではなくボランティアも引き続きやっていますが、これも目標はありますが、あと5年で達成できそう。ボランティアは形を変えて行けば、アメリカでなくても出来ることです。
他にもアメリカもういいやと思うことの理由はいくつかあって、やっぱり銃社会なのと治安の悪さです。
昨日も、諸事情があり、車を外に夜止めなくては行けなくて、盗まれないような明るい場所を探している自分がいました。そう、アメリカは常に犯罪ととなり合わせ。比較的治安のいい場所に住んではいますが、どこにいても安全は誰も保証はしてくれません。
仕事でも今週もまた数ミリオン単位の盗難の案件がありました。こんなに盗まれてもアメリカではニュースにすらなりません。警察は動いても、逮捕にはまず繋がらない。大体この規模はプロの仕業だからです。これまでこの仕事長くやっていますが、毎回思うのは、この広いアメリカ、ニュースにならなければ誰も気が付かない。そのニュースも、アメリカは広いので、州によって見ているものが全く違います。そして盗難にあった大企業は取引先に負担を強いる。普通にビジネスを継続していきます。最終的にはその代金を支払うのは消費者です。アメリカの物価上昇は止まるところを知りません。
ちょっと前に、こういうことを全く知らない知り合いが、アメリカの景気の良さを熱弁していたので、思わず言葉を荒げてしまう自分がいました。給料だけ見たら、景気はいいのかもしれませんが、その陰で、貧富の差は広がり、レイオフは相変わらず止まらず、倒産で潰れていく中小会社も後を経たない。結果、犯罪は無くならない。
言葉を荒げた自分にちょっと反省。そりゃあ普通に暮らしていたら見えないことは多いでしょう。この仕事、自分がいる環境が特殊なのだということをちょっと忘れてしまいました。
そんなことで疲れています。
銃社会については、うちの地元の市役所で先日無料配布のお知らせがありました。
これです。なんだかわかるでしょうか?
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