色々考えるTax シーズン

 アメリカ居住者で収入があれば必ず避けては通れないTax Filing。

毎年のことなのですが、やっぱり面倒です。

最近はオンラインが当たり前ですが、やっぱりアメリカは自分でやらない、やれない人もたくさんいます。私が以前やっていたボランティアはこうした方達むけの無料タックスサービスです。得意分野だったので、苦にはなりませんでした。今もまたやりたいなとは思うのですが、これは毎年変わる税制に合わせてのボラティアトレーニングが一日がかりであるので、その時間が取れなくて今はやっていません。

無料のサービスは、収入に応じてなので、詳しくはIRSのサイトから

さて自分のタックスは、２０２４年は複雑な州を跨いでの引っ越しがなかったので、さっさとオンラインで済ませました。

私は下手にタックスに詳しいため、お金は一銭も払いたくない派。

無料のCash App Taxesで無事終えました。昨年よりもより一層使いやすくなっている感じです。無料でやりたいけど、収入制限がかかるという方には、このCash App Taxおすすめです。（注：一切Cash Appからアフィリエイトなどのクリック広告収入はもらっていません！）

無料版はやっぱり心配でしたら、こちらのサイトに大手のTax サイト各社が比較されていますので、ご参考まで。

そして考えるのは自分が払っているTaxの金額の大きさです。普段は給料明細も見ないので、こんなに払っているのね〜と一年に一度実感します。

独り身だとどうしてもDeductionは限られてしまいます。

幸いなことに収入はある程度頂けるようになったので、Earned Income Tax Creditなどの収入に応じたクレジットももらえず。ほぼ全額税金がかかってきます。持ち家でも無いので、ローン関係のDedcutoinもありません。よくSingle Penaltyとさえ言われますが、やっぱり独身者には高いなとこれだけは結婚していたらよかったかなあと思う時です。

なので昨年の対策は、とにかく給料から引かれる税金を減らすこと。

４０１Kと医療費、Health Savings Accountです。

私の収入だと、個人のIRA口座へは税金前での拠出はできませんが、４０１Kは会社のベネフィットなので、収入に関係なくできます。上限もかなり緩め。さらにうちの場合は、会社のマッチングがつきます。

このマッチングは、調べによると、４０１Kをベネフィットとして提供している会社の９８％が何らかのマッチングをしているとのこと。金額は会社によってまちまち。

私の会社は、収入の６％までの拠出に対し、会社のマッチは５０％です。

例えば、月の収入が$1000で計算。

収入からの税引き前拠出割合　6%

自己負担拠出　$60

会社負担拠出　$30 

合計拠出　$90

となり、自動的にこの＄６０の部分が1.５倍になります。さらに＄６０には通常の税金がかかりません。４０１kは、引き出す時に税金がかかる節税の仕組みです。

これを逃すのは勿体無い。ただ私も生活がずっと苦しかったので、３０代後半、４０代前半は中々６％を拠出できていませんでした。今、できようになって、改めてこの会社のマッチによる恩恵を感じます。

もう一つの税対策はHealth Savings Account。いわゆるHSAです。

これも４０１Kと似たようなもので、税引き前の給料から天引きなので、税金がかかりません。引き出す時は、医療費であれば税金がかかりません。一定の残高があるとこの口座内での投資ができて、そこにも税金がかかりません。これがHSAがトリプルベネフィットと呼ばれる所以です。

条件は、入っている健康保険がHigh Deductibleであること。

保険に入るときに、何が一番効果的か、何度もシミレーションの計算をして、結局私はこの節税効果があるので、High DeductibleでHSAにしました。そのおかげで、2024年の効果はまずまずで、Tax Filingして改めて選択が間違っていなかったなと感じています。

今年はもう少し４０１KもHSAも拠出を増やしたので、来年の今頃はさらに節税できていることを期待しています。

そしてアメリカ忘れていけないのは、連邦とは別に州のTax Filingもやらなくてはいけない。

Cash App Taxだと、この州も無料でできます。これが本当に助かります。

一緒に暮らしている次男は、パートの仕事をしていて、今はもう成人の年齢なので、自分で投資口座も管理するようになりました。節税効果の話は小さい頃からしていたので、昨年は私に相談しながらIRA口座も開設。一緒にこのTax Filing時に明らかになる節税効果が楽しみに。

税金は、義務なので避けては通れないところ。ストレスになってもしょうがないので、今年も楽しみながら無事終えました。

２月はまだまだ寒くて、また大雪からの厳寒。W君は、寒さが苦手。お散歩もおトイレも無理無理つれて行っています。ちょっと気が滅入りますが、春はもうすぐかなあ。あと少し我慢です。