会社のマッチングがなくてもIRAをやる意味

 アメリカでは一般的に普及している会社がスポンサーの401k。

これは基本的にFull timeでお仕事をしていれば、会社提供があります。そしてマッチングは先日の通り、ほとんどの会社がベネフィットとして提供しています。

でも、パートでのお仕事や、中小企業で401kがない場合は、どうすれば?

個人でIRA口座を開くのが正解です。この話をまだ20歳の息子にもして、去年、彼は自らIRA口座を作りました。

IRA口座を個人で作るのは非常に大事ですが、更に見逃せないのが、収入制限はあるものの、Saver's Creditがもらえるという点です。

これは会社からマッチが出ない場合や、パートの方には見逃すには勿体無い制度です。

息子はまだ学生の身分なので、もらえませんが、収入がある程度以下であれば、IRA口座に拠出すると、タックスのクレジットとして、Tax Filingの時にクレジットがもらえます。クレジットなので、払ったタックスの返金ではなくて、これは完全にアメリカ連邦から貰えるのです。

収入制限ともらえるクレジットは以下の通り。ソース

2024 Saver's Credit

Credit rateMarried filing jointlyHead of householdAll other filers*
50% of your contributionAGI not more than $46,000AGI not more than $34,500AGI not more than $23,000
20% of your contribution$46,001- $50,000$34,501 - $37,500$23,001 - $25,000
10% of your contribution$50,001 - $76,500$37,501 - $57,375$25,001 - $38,250
0% of your contributionmore than $76,500more than $57,375more than $38,250


もらえるお金なので、これを知らないのは勿体無いです。
会社に401kがなくてもIRA個人口座を作るのは若ければ若いほどお得です。

じゃあIRAはどこで作れば?
銀行でも作れますが、銀行は手数料が高め。私のおすすめは投資口座を作って毎月少しづつ拠出です。

手数料が安くて有名なVanguardや、IRA口座の大手ではFidelity、T Rowe Price、Schwab等々。たくさん選択肢はありますし、今じゃオンラインでいつでも口座は開けます。

物価がバカたかいアメリカ。老後の貯金は本当に生きるか死ぬかの問題です。

この辺はまた続きます。

今日も雪の後の厳寒で、何だかなあな日です






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