アメリカ暮らし

 今日友達から送られてきた、GoFundmeのファンドレイジングのお知らせ。

長年の知り合いが、今癌で治療中。もう2年くらいかな治療を続けていて、直近は二十日ほど入院していて今家に戻ってこれました。躊躇せずに寄付しましたが、アメリカ、これは本当によくあることです。高額医療が続き、保険が効かない部分が莫大になり、退院しても投薬が続けば、それも保険が効く範囲をこえ、どんどん費用が嵩みます。保険があっても、癌で医療費の負担がミリオンを超えるというのはあまり驚かないのがアメリカ。

最近は、本当にアメリカでの老後は無理かもと思うばかりです。

今の私は、幸いきちんとお給料をもらっていて、老後の資金の貯金もできるようになっています。

それでもアカウントを見ると、勝手にAIの計算した老後必要資金ゴールの10分の1も貯まっていません。日本では老後2000万と言われていますが、アメリカはその何倍も必要。ソーシャルセキュリティは、日本に比べればかなりもらえる計算ですが、それでもアメリカでの生活費は高く、特に老後の医療費負担を考えるとどんなに頑張って貯金しても一人で生活して行くのは無理です。

将来、この知り合いのように癌になったりしたら、一人でどうやって払って行くのか。考えれば考えるほど、もうアメリカに住む気がなくなります。

今は、50代。子育ても終わりつつあるので、楽に暮らさせて頂けていますが、それでも車社会で、車のメンテ代、そして医療費は常に心配。表向きは健康ですが、前からの首の痛みは常にあり、またカイロに行こうかなあと思っても、費用を考えると躊躇します。

あと頑張って、60歳まではこの生活と思っていますが、その後は、真剣にアメリカはもういいやと日々思います。

治安の悪さも本当に疲れます。

先日から、息子のアダルトハイスクールの無料や選択肢の多さに感動していましたが、裏を返せば、それだけ貧困で高校にいけない人がこの国にはたくさんいるということ。無料のプログラムがあっても、事情は様々で、高校を卒業できていない人は多く、貧困の連鎖が続く。自然と犯罪も増えます。

無人販売が成り立つような日本とは違い、万引きがあっても、アメリカは店の責任がまず問われるところ。盗まれる方が対策を打たなければいけない現状。警備を強化して、人を雇い、犯罪歴のある従業員は絶対に雇わない。内部の犯行なんて普通にあるのもこの国。高級店への強盗なんて、普通に起こっているので、ニュースにすらなりません。

今の仕事柄、こうした犯罪に日々関わっていますが、凶悪犯罪は増えるばかり。組織犯罪だから、簡単には捕まりません。数が多すぎて、ニュースにはならないので、一般の人は知らないところで、どんどん犯罪は増えています。

となると、ビジネス側は警備を強化、保険も上がりっぱなし。自然とお店は値段を上げざるを得ずその皺寄せは一般人にやってきます。

アメリカの物価は、2年前の極端な値上がりは落ち着いたとはいえ、相変わらずの右肩上がり。食品だけではなく、車社会で車の保険もどんどん上がり、医療費も上がり。終わりは見えません。

給料もアメリカはいいんでしょと言われそうですが、給料は決して物価に反例はしません。基本は失業率なので、物価が上がる、景気も上がる、失業率も下がり、それほど給料は上昇しないのです。

ちょっと今日はネガティブです。

さてワンちゃんは、元気いっぱい。

毎日、若くして死んでしまったブラくんのことを思い、今日一日できることを後悔しないように、めいいっぱいしているので、逆にこの子は長生きするかもと自分でも思うし、周りにもそう言われる日々です。リラックスしているのを見ると癒されます。





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