アメリカでの高校卒業の道 (3)

 引き続きこの話題。

まだGEDの準備クラスが始まって1週間も経たない次男ですが、初めの二日で模擬試験を受けて、無事合格ライン。担任の先生は、すぐGEDを受けたらいいと勧めてくれたようです。5科目とも絶対受かるからというお墨付き。次男は、特に数学はドリル不足もあって他に比べて点数が低いので、先生に、合格ラインだけどもうちょっと勉強した方がいいのではと聞いたそうですが、先生は受かるから大丈夫とのこと。

もちろんこうやって学力が落ちていないことは嬉しいのですが、少しもやっとしています。

それは、高校卒業資格あまりにも簡単すぎないか?という疑問です。

GEDシステム自体は素晴らしいと思います。諸事情により高校卒業できなかった大人にセカンドチャンスを与え、国として、高校卒業人口を増やそうという前向きな姿勢。GEDクラスは無料。アダルトハイスクールも無料。前述の通り、こうしたセカンドチャンスが普通にあることに関心しっぱなし。

ただ、次男は、ちゃんとした学校にはこの3年通っていませんでした。オンラインの通信をやってはいましたが、全然単位を取れていませんので、親から見ると、学校にも通わず、実質なんの勉強もしていないようなもの。

もう少し苦労した方が。。。と親としては思ってしまっています。

本人もちょっと簡単すぎと口にしていましたので、順調に行き過ぎていると感じているのかもしれません。

これも様々な人たちが暮らす、アメリカならではなのかもしれません。学校に通って、高校出たからと言っても平均でみんな学力があるわけではないのです。それもアメリカ。

この国のいいところでもあり、悪いところでもある学力問題。平均がかなり平等に優秀な日本とは違い、アメリカは普通に学校卒業していても、簡単な計算できなかったり、歴史を知らなかったり、地理に全く詳しくない人がかなり多く存在しています。

ということで、まあ考えてもしょうがないので、次男がこうしてしっかり学力があることに感謝。そして無事に高校卒業資格が取れるまであと一息。本人が自信を取り戻していて、母としては嬉しいし、応援してあげたいと思います。

今日は朝から晴天。早起きしてお散歩しました。







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