パスポート

アメリカで離婚したら必ず通らなければいけないことの一つが子供のパスポート取得問題があります。

私は、いろいろと諸事情があり、長年日本に帰っていないため、このパスポートのことは臭いものに蓋の意味もあり、ずっと考えてきませんでした。

でも今年は対応せざるを得ない状況です。
嬉しいことですが、長男が来年日本へ短期留学することがほぼほぼ決まっています。それに合わせて私もかなりご無沙汰の日本帰国を実現することにしています。

さて、どうしようかなあ。



アメリカの法律では、16歳以下の子供は両親の許可がないとパスポートが取れません。両親です。片親ではできません。ただし、離婚でSole Custodyがあればできます。

うちは当然の共同親権。

長男はすでにマイナーではないので、次男のみ両親の承諾が必要。彼も今年は15歳だし、もしかしてオッケーかと思って調べたら16歳にならないと駄目でした。おしい、あと一年たてばセーフだったのに。次男は今14歳。日本に行こうと思っているときは15歳。残念。

ということは面倒だけど、父親の許可が必要。

前回、もう10年前ですが、とったときは父親にも予約の時間に来てもらいました。普通の人間なら、この時間に来てね。という一言で済むと思うのですが、ナルのことです。何事も念入りに計画しないとうまく行きません。今から考えるだけで面倒です。

そしてそれに拍車をかけるように、長男の話によると、ナルは自分も行く気満々ということです。これは絶対に避けないと行けません。ナルが日本に行くのは勝手ですが、どうせ長男に面倒をかけてきます。せっかく長男が一人で行くのに、ナルの世話をしなければいけないことだけは避けなければいけません。これも頭が本当に痛い。ナルの精神年齢は、今でも6歳児程度なのです。長男も、次男も今では父親が恥ずかしくて、ほぼ一緒に外に出ることを拒否します。


離婚して、距離をおいても、子どもたちの父親であるナル。
会話はしませんが、ときにこうしてかかわらざるを得ないことが出てくると本当に気分が落ち込みます。自分が結婚していた相手とはいえ、何事もスムーズにはいかないナル。人間としてどうなのと思ってしまいます。そしてそんな人間と結婚していた自分。。。考えてもしょうがないですが、たまにこうしてどーんと落ち込んでいきます。

そして思い出したくもありませんが、どうしても思い出される離婚のときの争い。

ナルは、あの時、私が子供を将来的にも日本につれていくことを阻止しようとして、私は弁護士代何千ドルを使い、ようやく里帰りできたのではなかったか。そしてその時、ナルは、涙ながらにジャッジの前で、日本はひどいところで、私の親もひどい親で、子どもたちは路上に寝るような状態だと言ったはずでは。それはもちろんナルのこと。記憶にあるはずもありません。思い出したくもないので、言葉にするのはここでだけにしておきます。

長男が日本に行くまでまだまだ時間がありますが、彼が気持ちよく日本へ行けるように、ナルとのことはうまくいくように努力したいと思います。また皆さんには状況をできる範囲でご報告します。





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