アメリカでの高校卒業の道 (4)
無事に次男はあっという間にGEDをパスしました。テストは4科目。プラス州規定の市民テストクイズみたいなのを受けで無事終了。テストは一気に受ける必要はないので、2週間に分けて受けました。ありがたいことに全部一発合格。ここ数年の一番の心配の種だった、次男ですが、無事に高校卒業資格を取得しました。これで私の子育ても無事に一段落です。
もちろん、次男はまだまだ一緒に暮らしているし、高校卒業したから全て終わりではありませんが、親として、義務教育を終わらせるというのは、一つ大仕事を終えた気分です。
様々なことがあって、残念ながら普通の高校を卒業はできませんでしたが、GEDという制度があるアメリカ。こういう経験をしたことは、終わって見ると、次男の人生では非常に意味のあるものだったと思います。
私が住んでいて、息子たちが通っていた高校は、公立だけど、非常に裕福な恵まれた家庭が多くて、みんな大学に行って当たり前。卒業パーティも派手だし、卒業旅行にも普通に海外に行ってしまうような環境。卒業できなかった息子は劣等感もかなりあったのではないかと想像します。長男は、在学中に様々なことがあって、一度精神を壊し、入院しています。
そんなこともあって、高校行かなくてもいっかと認めたのは私です。
あれから4年。本当に紆余曲折あって、一度はもう次男を見捨てようかとさえ思いました。
昨年は、あと一年だけ頑張ってみよう。一年は100%次男をサポートしようと決めて、その通りに100%次男のサポートをして来ました。そのお陰なのかわかりませんが、こうして高校卒業資格が取れて感無量です。
GEDなので、特にお祝いするでもありませんが、早速大学のアプリケーションを手伝って、大学のカウンセラーのアポも取りました。
GED自体はフェデラルのプログラムですが、実際の卒業証書と成績証明は州から発行されます。
これはデジタル化が遅れているようで、テスト終わって1週間ですが、まだ発行されず。これがないと大学始められないので、できれば夏学期からが希望ですが、間に合うかなあ。テスト自体はコンピューターで、全部同日にスコアが出たので、この州のデジタル化されていないというのは衝撃に近いくらい、驚きました。早くて、2週間。通常4から6週間だそうです。お役所仕事なので、仕方ないとはいえ、ここまで順調だったので、まさかここに来てのスローダウン。がっかりしました。
焦っても仕方がないので、ここまで来れたことに感謝して待つことにします。
5月になって、ようやく毎日暖かいかなと思える日々です。やっと寒い毎日から解放されています。
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