アメリカよ！

 在米すでに20年以上、しかも選挙権のある私ですが、やっぱり時々、アメリカどうしたんだとどこか外国人感覚で見てしまうところがあります。それは、明日に迫った選挙があることもあり、ここ数日確実に、アメリカ大丈夫かと感じています。その一つが、中西部で８月におきたBLMのデモでの殺人事件。詳しくは、ニュースをご参照頂きたいと思いますが、簡単に言えば、１７歳の少年が、ライフルを持って、本人いわく、ビジネスをデモの暴動から守るために参加中、それを見た周りの人間に追いかけられ、発砲。二人死亡、一人が怪我をしました。

これだけなら、アメリカまああるかなと（日本では信じられなくても）思います。銃を持っている人は、当たり前のようにいるし、たとえ１８歳以下でも銃を友達経由で手に入れることは可能だし、ハンティングが当たり前の趣味の家庭は田舎に行けばいくらでもいるので、１７歳でもライフルを持っていたとしても、もう驚かない。

では何が心にひっかかるかというと、選挙を前に、この１７歳を英雄と持ち上げる人たちがいるということです。

理由はどうあれ、二人が亡くなっています。それでも、この少年を英雄として称え、そして母親が堂々とメディアにも登場しています。さらに、少年の弁護士費用も早速寄付が集まり、数百万ドルになったということ。これで、この少年は敏腕弁護士を雇うことになり、裁判では下手したら有利な方向になるかもしれない。

もちろん、アメリカは様々な人がいますので、この少年とそれを許した母親を強烈に批判している意見もたくさんあります。１７歳が、どうしてライフルを持って、デモに参加するのか。そこが問題だと、当然のように考える人もいるのですが。

選挙を前に、なんでも政治に利用されていく今のアメリカ。共和党、民主党、どちらのサポーターも、お互いかなり強い気持ちなので、明日の結果だどちらになろうとも、おそらく混乱は避けられそうにもありません。

コロナのこともあり、私は明日も、水曜も必要以外家から出るつもりはないのですが、混乱が酷くなりませんようにと願うばかりです。

写真は、ハロウィンの夜の満月。心が洗われました。

先週は、またコロナの感染疑いがあり検査を受けたりとストレス続きでした。結果は息子も私も陰性ですが、心配は止みません。ストレス解消もかね、久しぶりに運動しようと心がけて、ちょっとジムへ。完全予約制ですが、私が行った時は誰もいませんでした。途中から女性一人が来ましたが、十分間隔を開けて運動。久しぶりの汗をかくことができ、ラッキーです。運動するのも、感染を気にしながらでなかなか大変。しょうがないとはいえ、ここ数週間のコロナ感染急増のアメリカには正直疲れています。