新たな旅立ち
今週は長男が日本へ留学のため旅立ちました。
思えば、4年前。大学年だった彼は、2年目の3月からは日本で交換留学制として、学校を通じて交流大学へ入学が決まっていたのでした。
飛行機も手配して、寮の部屋も決まり、あとは旅立つだけ。予定では2020年の3月15日出発でした。
その1週間前。まさかのコロナで全世界がストップ。日本への留学生としての入国は、帰って来れなくなるかもしれないという可能性から、アメリカ側の大学が、留学を一切禁止としました。
泣く泣く、息子は留学を諦め。春から日本へ行くことになっていた彼は、アメリカ側の授業を今更受けることもできず、学費だけが取られるという何ともどうしようもない状況。彼は学校を辞めるという決断をしました。そしてニューヨークへ。
あれから4年。頑張って、ニューヨークではしっかりフルタイムで働き、友達もできて、かなり充実して、独立した生活をしていました。それでも日本に行けなかったことが心残りだったようで、改めて、アメリカの学校の力を借りずに、自分で大学へ入学を決めました。当初行くはずだった東京の大学。そしてそこは私の父の母校でもあります。父が生きているうちに孫が同じ大学で、父にとっても嬉そうです。
学費だけは私が払うということになりましたが、これも運よく歴史的な円安の中、アメリカで払っていたであろう4年制大学の授業料から見たら格安です。
そんな彼は、今週から日本へ行きました。大学は9月からですが、しばらく私の姉の家に居させてもらうことに。アメリカ人の彼女さんも、期を同じくして、日本でJETプログラムの採用が決まり、夏休み明けから高校で教鞭をとります。そのオリエンテーションが今週から。数日前後して、一緒に日本へという何ともハッピーな若い二人です。
まだついたばかりで嬉しいのか、写真もたくさん私に送ってきてくれて、嬉そう。てか、羨ましい。日本やっぱりいいよね。
暑さだけは気をつけるように言いました。
次回日本に行くときは、息子に会うのも楽しみです。
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