最後の遠征

 多分ですが、次男との最後の遠征を終えました。

多分というのは、私の中ではもう終わりと思っているから。

次男には、今年はもう遠征は行かないと話しました。

来年以降は、未定ですが、すでに成人の次男。私はもうサポートしないと、このシーズンの後にはっきりと宣言します。

本人がまだ続けたければ、それは彼の人生。彼が自由にやればいいだけ。私の金銭的サポートは終わりです。

ただ私もこのスポーツに深く関わってしまっているので、審判としては遠征に行くかもしれません。その時にもし次男がまだスポーツやっていたら一緒に行くというのはもしかしたらあるかもしれないので、100%一緒に旅をしないわけではありません。

この決断はかなり辛いです。

これまでとにかく一生懸命にサポートしてきました。次男は、4年前と3年前に手術をしてからは、もう同じではありませんでした。

どんなに頑張っても、伸びない記録。

若い選手にどんどん追い越され、見えない先。

今年はオリンピックの年なので、とりあえず辞めずにやってきましたが、そのオリンピックを目前に、オリンピック代表選考会に出れるかもしれないとしても、それは地元開催です。

もしそれまでに標準記録突破できれば、めでたく選考会出場で最後を飾りますが、どっちにしても地元だから遠征はない。

一月と三月にそれぞれある遠征はもう行かないということでお互いに決めました。

行ったところで、記録も出ないだろうし、万が一記録が出たところで、もうオリンピックを目指せるレベルの記録では決してありません。

遠征一回にかかる金額は千ドルを軽く超えます。スピードスケートのリンクはユタ州なので、冬と春はスキーシーズン。飛行機代とホテル代二人分は相当な金額になります。

それだったら、もう一回日本に行きたいというのが次男の希望のようです。

もう21歳の次男。

親の私と旅行に行くのもこれが最後かもしれません。

色々と複雑ですが、今回の遠征は割と楽しめました。

私自身、最後ということで、次男の記録に期待するのではなくて、自分の時間を楽しもうとしていたのかもしれません。

おかげさまで、最後は笑顔で、次男も楽しめたのかな。

スケートを完全に止めるのはまだ数ヶ月先だし、それを決めるのは次男ですが、一つの区切りが終わったと感じています。

それにしても屋外リンク、厳寒でした。写真は美しいけど。

ここにはもう次男とは戻りません。審判としては、今後も来ることもあるかもしれません。

このリンクには6年前くらいから年に一回は必ず来ていました。

色々と思い出が蘇ってきます。





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