今日は9.11
9月11日。アメリカはあのワールドトレードセンターから早くも23年。仕方ないとはいえ、年々風化しています。私は、あの時いた会社がまさにノースタワーに一部事務所があったので、NYには今も会社の敷地内にメモリアルがあります。今はその会社にもういないし、当時いた同僚もかなりリタイアしてしまっているので、語り合う友人も少なくなりました。
23年かあ。月日が経つのは早いものです。
当時1歳で、デイケアに必死に迎えに行った息子は今や24歳。私自身も50代。最近の若い同僚は、ワールドトレードセンターのことすら知らないのかもしれません。
9.11が起きた時、全米が一丸となって、対テロリストの戦争へと向かっていきました。今のアメリカは、もちろん問題がないわけではないですが、戦争はとりあえずありません。今年の大統領選は、そういうこともあって、盛り上がりが今ひとつ。バイデン氏が候補を取り下げたり、トランプが銃撃にあったりと話題はありますが、どうも政治無関心が表に出てきてしまっている感じ。元々統一性のない国ですので、しょうがないとはいえ、そんな無関心派に自分も流されています。
私が無関心の大きな理由は、政治について議論するのはアメリカでは非常にリスクが高いからです。
どちら派でも、自己主張が当たり前のアメリカでは、自分が絶対に正しいと思っている人は譲るはずもないので、どんどん話が思いもしない方向へと行きます。今私が住んでいるのは、少し都会だけど、やっぱり田舎。
もちろんあちこちに銃練習場があり、もうすぐハンティングシーズンになるので、銃を持っているのは当たり前な場所です。そんなところで、政治の話をしたらリスクでしかありません。アメリカ、NYやLAなどの都会はほんの一部。こうした田舎の、ハンティングするのが日常のような場所の方がアメリカは大きい。銃規制は都会の話。自分たちには値しない。これが普通のアメリカ人です。街を歩けば、銃を持ち込み禁止のスティッカーはありますが、スポーツやコンサートでもない限り、お店レベルで誰もチェックすることはありません。
私は電車で通勤しますが、よく目にするのはQuiet Carと指定されていても大声で電話している人たち。注意したいと思うこともありますが、もし銃を持っていたらと思うと黙っているしかなくて、今じゃ常に音楽を聴いていることにしています。
選挙は、どうせこの地方の結果はわかっているので、行くのもなあと思ったりもしますが、せっかく選挙権が欲しくて取った市民権。無駄にはしないつもりですが、アメリカとしての結果はどうなるんでしょうねえ。
ますますこの統一性の全くないアメリカという国について考えてしまいます。
さて、W君は今日も元気。トレーナーさんとお話ししたりしたので、その話題は次回。
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