円安で考えることは
ここ数日また円安が進んでおります。アメリカにいることもあり、日本がまた物価安で、住むのにはいいんだろうなあと思ってばかり。
最近は、また落ち込み続きだったので、考えることは老後のことばかり。子供達が大学を終われば、私はここにいる必要は全くありません。日本に帰るのもありかもしれません。若い時は、自分がそういう気持ちになるとは全く想像できませんでした。
日本の方がいい理由はいくつもありますが、何と言っても、物価の安さです。アメリカと比べたらという意味なので、決して今の日本の物価高を否定するつもりはありません。
私はアメリカでは賃貸で、昨年、前住んでいたところの賃料が上がり続けたこともあり、息子のトレーニングに近い田舎に引っ越しました。おかげさまで、同じくらいの値段で、広くて、ガレージ付きに住んでいますが、今年に入っても周りの賃料は上がり続けています。
今は仕事しているので、払えますが、老後、このアメリカに一人で、高い賃料を払って、しかも車なしでは生きていけない中、やっていける自信はありません。
日本は、一概には言えませんが、私の家族にも比較的近い都内の一人暮らしできるアパートだと今のアメリカの家賃の4分の1というお得さです。
それだけでも魅力ですが、アメリカに住んでいる誰もが思うだろうと予想できるのは、医療費の高さです。
年を取れば取るほど、医療費は大事になっていきます。65歳になれば、Medicareという高齢者向けの保険がありますが、それを受け付けない医療機関もありますし、何しろ保険があっても自己負担はバカになりません。
医療のことだけでも日本は魅力。
そして、これが私に取っては一番ですが、家族、友達です。
アメリカにこれだけ長くいても、どこか外国人。友達はいますが、里帰りして会う昔からの友達とはどうしても違います。家族も、子供達が育ってしまった今は、誰もいません。再婚していたら違ったのでしょうが、残念ながらそうはなりませんでした。
最後には、治安。
日本も決して昔ほど安全というわけではありませんが、銃がないというのは魅力です。アメリカは、どうしてもいつ誰が銃を出してきてもおかしくないので、例えば、電車の中でうるさい人に注意しようかなと思っても躊躇します。間違って急に打たれる可能性はどこにでもあるのです。
そんなわけで、日本に帰ったらのシミレーション計算ばかりしてしまう毎日。
でもそんな先のことは誰にもわからないので、今は、5年は頑張って仕事続けてドルで稼いで息子たちの大学の学費をしっかり払えるように励みます。
それにW君もいるしね。子供はいなくてもわんちゃんは子供同様。W君がいる限りは日本に帰るのはまだまだ考えられないかもしれないです。
明日はアメリカは7月4日の独立記念日です。花火が一日中どこかで上がっているので、わんちゃんは怖がってしまいます。家でじっと一緒に過ごしたいと思っています。
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